明日はきっと。

本やマンガのレビューなど。

ハヤテのごとく!の2007年を振り返る - 2 -

ハヤテのごとく!の2007年を振り返る - 1 - - 明日はきっと。の続きです。今回は4月〜6月までになります。やはり抜けや修正点等ありましたらお知らせください。

2007年4月のハヤテのごとく!

●アニメ放映開始

2007年4月1日。テレビアニメ「ハヤテのごとく!」がスタートしました。日曜日の朝から流れるKOTOKO。そして繰り広げられるパロネタの嵐と、自主規制くん。日曜の朝とは思えないアニメだと思った人が多いに違いありません!そのほかハヤテブログでは、OPでいきなり姫神のシルエットが出てきたことで話題になりました。また当初の視聴率も話題になった覚えがあります。
ちなみに4月は1話から5話まで放映されました。4話のヒナギク初登場におけるサンキュースパッツが巻き起こしたスパッツ萌え感想の数々は今見てもすごいものがあります。

ハヤテのごとく! 01 [DVD]

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ネットラジオハヤテのごとく!Radio the combat butler」が配信開始

4月6日からハヤテ役の白石涼子さんとナギ役の釘宮理恵さんによるネットラジオ音泉で始まりました。このラジオ、もちろん今でも続いていますし、順次CD化されています。

ラジオCD「ハヤテのごとく!Radio the combat butler」Vol.2

ラジオCD「ハヤテのごとく!Radio the combat butler」Vol.2

インターネットラジオステーション<音泉>
http://www.onsen.ag/popup/hayate.html

●単行本11巻発売

ハヤテのごとく! 11 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 11 (少年サンデーコミックス)

11巻が発売になりました。この時の特典は

でした。また、この11巻の初版には、ハヤテ・ナギ・マリア・ヒナギクの4人がそれぞれ描かれたしおりがついてきていました。しおりになったキャラのファンが歓喜した反面、そうじゃないキャラの方は…。

●掲載された本編は122話〜125話まで、バックステージはVol.125〜128まで

4月発売分のサンデーに掲載されたのは、ハヤテがナギにセクハラし雪路が宇宙船で殴られる122話、下田編の大団円な123話、久々の1話完結だった124話、そしてホワイトデー編の始まりハルさんと愛歌さんが初登場した125話の4本でした。
この月は下田編のラスト*1が印象的だと思うんですが、その印象をあっさりと覆したあのコマ。

124話冒頭の、マリアさんが天の声に包丁を向けるシーンがもう…。これがきっかけでマリアさん白黒ネタが主にこのブログで盛り上がったりしましたし。
バックステージでは、アニメ開始に伴ってOPに出てきたキャラやシーンについての補足や、らき☆すたダンスのネタなどがありましたが、やはりなんと言っても原作者自ら自分原作のアニメの二次創作したくて困る発言をしたというのが結構な波紋を呼んだなあと思います。今読み直しても、畑先生らしいけどこれってどうよ?みたいな気持ちを隠せません。隠せませんが、しかしそこが畑先生なのかなとも思ったりしています。

●サンデー企画:執事クリアファイル

4月4日発売のサンデー18号で、執事クリアファイルとメモ用紙が付録で付きました。コンビニ限定付録等もあり、複数のサンデーを買いに走った方も多かったようです。

●この頃のハヤテ系ブログ

ミルトさん主催のハヤテのごとく!座談会の1回目が行われたのがこの月でした。懐かしいですね…また、ヒナギク関係の考察が多かった月でもあった気がしますが、いずれにせよ考査記事がかなり頻繁にアップされていた月でした。そして月末にマリアさん白黒投票が…。ここから明日はきっと。の死亡フラグ乱立が始まったと言えそうですw

2007年5月のハヤテのごとく!

●アニメは6話〜9話まで

相変わらずのテンションでアニメは日曜10時に放映されていました。僕の住んでいる地域でもこの月からテレビ放映が開始。何はともあれアニメで綾崎ハーマイオニー*2が登場した記念すべき月でした。

ハヤテのごとく! 02 [DVD]

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●キャラクターCD「綾崎ハヤテ」と「マリア」が発売

ジャケットは畑先生描き下ろし、ドラマ付きでネタ満載の99トラック収録というキャラソンのハヤテとマリアさんが発売されました。後半のトラックでは名前を呼んでくれるということもあり、好きなキャラが自分の名前を呼んでくれるかどうか、という話が盛り上がったりした覚えがあります。

●小説版や謎本が出版

畑先生自らが挿絵を描いた小説版ハヤテのごとく!がこの月にスタートしたガガガ文庫で出版されました。原作作中内でもおおっぴらに宣伝されたこともあってか、感想はかなり分かれていましたが、どこのサイトを読んでも畑先生の挿絵を賞賛する声でいっぱいだったのでした。
また、公式の出版物ではありませんが、「ハヤテのごとく!の秘密」という謎本も出版されました。結局レビューしたのは僕だけでしたが…他に読んだ人とかいらっしゃるのでしょうか?

●掲載された本編は126話〜129話まで、バックステージはVol.129〜133まで

5月のサンデーに掲載されたのは、喫茶ひまわりと加賀北斗が登場した126話、ホワイトデー編完結の127話、巻頭カラーで普通の話選手権というリアクションに困る展開だった128話、そしてハヤテの兄の存在が作中で初めて明かされた129話の4回でした。個人的には、ホワイトデーでの西沢さんやヒナギクの心理描写が印象的ではあったのですが、やっぱ128話でのいいんちょのおっぱい増量に目がいってしまう感じだったなあと思います。そしてこの128話では、俺ヴォイスなどをはじめとするニコニコMADが初めてネタになり、ニコニコにうpされたアニメ本編に「原作者も見ているニコニコ動画といったタグが付いたり、ニコニコ動画の開発者ブログでお礼が掲載されたり*3しました。
バックステージは合併号の期間でしたが変わらず更新ということもあり、全5回の更新でした。Vol.129ではメディアミックス展開についての畑先生の見解が述べられ、それがまた議論になったりした月でした。

●サンデー企画ではないけれども、表紙でやらかしていた。

5月28日発売のサンデー25号はハヤテの表紙+巻頭カラーだったわけですが、あまりの買いにくさに話題になった表紙でした。何しろ、当時の感想まとめ*4「引いた」とか「買いにくい」といった感想がかなり出てきたレベルだったのですから!*5

●この頃のハヤテ系ブログ

この月も考察がさかんにアップされた月でした。カラスさんのまとめたパンチラ集とか!そういやハヤテブログの中の人を擬人化するという無謀企画*6をやったのもこの月。バカなことをしたものです。

2007年6月のハヤテのごとく!

●アニメは10話〜13話まで。また、アニメのサントラも発売に。

9話まで原作を中心にした回が続いていたアニメ版でしたが、10話で完全オリジナル回が初めて登場し、その内容のカオスっぷりが話題になりました。畑先生が設定・デザインしたオリジナルキャラも登場し、それがまたカオスっぷりに拍車をかけていたような気もします。また、このアニメのサントラも発売になりました。地雷説が流れていたのはご愛嬌です。

ハヤテのごとく!公式ガイド発売

原作の公式ガイドが発売されたのも6月でした。コンマイを怒らせたあの読み切りが収録ということで期待されていましたが、残念ながら「『ときメモファンド』の借金で首も回らねぇんだ!!!」というセリフは差し替えられていました。ですが、バックステージの抜粋があったり畑先生とアニメ監督の川口敬一郎さんと田中理恵さんの座談会があったり、世紀末伝説マジカル☆デストロイ*7ネタにページを使ってたり、とファンなら持っていて損はない1冊ではなかったかと思います。1600円はやっぱり高い気がしますけど。

次世代ワールドホビーフェア東京会場で畑先生のサイン会

次世代ワールドホビーフェアの東京会場で畑先生のサイン会が行われました。また、畑先生がサインをする横では釘宮理恵さんと田中理恵さんのイベントが行われたりと、盛りだくさんなイベントとなった感じです。

●掲載された本編は130話〜133話まで、バックステージはVol.134〜137まで

6月分発売のサンデーで掲載されたのは、ナギが自ら出かけると言い出した奇跡を描いた130話、咲夜がものすごい勢いで活躍した131話、朝風理沙の巫女服がお披露目された132話、そして3000円が当たった宝くじを巡って雪路とハヤテが対決する133話の4回でした。印象的なのはサンデーにキスまでしてその名をハヤテ界隈に知らしめたtake23さん…と言いたいところなのですが、やはり133話の

このマリアさんに触れざるをえないと思います。まあ…ほら…。黒いし…(ぁ
バックステージは通常通り4回更新され、主にサイン会関係の告知中心でしたが、師匠・久米田康治先生の講談社漫画賞受賞への祝辞や、グレ○ラ○ンの2番の歌詞が泣けるとか、ら○☆す○はこなかがが…といった話題が散見されました。忙しい中、アニメをチェックすることを忘れない畑先生です。

●サンデー企画:応募者全員サービスで特製トランプ

サンデー27号において、応募者全員サービスとして特製トランプの作成が告知されました。これはどのくらい出たんでしょうか…?

●この頃のハヤテ系ブログ

5月末からハヤテの兄に関する考察が上がっていたのですが、6月上旬は特にそういった考察がされていて、活発な月だったように思います。また、アニメディアの表紙がハヤテキャラの水着姿というので局地的に盛り上がった時でもありました。
個人的には、ハヤテ関係のブロガーさんと初めてお会いしたのがこの月だったので感慨深いものがありますね。

*1:畑先生自ら「アニメ化の話が来た時、僕が勝手に思い描いた最終回。」とおっしゃっている→バックステージ

*2:より正確を期するならば女装ハヤテですが…

*3:そのエントリ

*4:当時のエントリ

*5:12巻の154ページにモノクロが載っています。

*6:該当エントリ

*7:言うまでもなくナギの描いているマンガのことです。