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ハヤテのごとく!第182話:母と兄にさよならを―――

過去編も後半に入ったようなにおいがぷんぷんしますね!(挨拶)
ということで、今週のハヤテのごとく!「第182話『THE END OF THE WORLD5 終わりへの予兆』」の感想にいってみたいと思います。下界を映し出す鏡を見ることで逆にアーたんの孤独を知ったハヤテは*1、ついにアーたんと「ずっと一緒にいる」という約束を交わします。そんな展開から別れへまた一歩近づく展開が…。

ハヤテに剣の稽古をつけるアーたん。一体この少女のスペックはどうなっているのか。

冒頭、ハヤテが剣を突きつけられているところからスタートする驚きから始まる今回。剣を突きつけたのはもちろんアーたんでした。

アーたん「私、自分の執事が泣き虫だなんてがまんなりませんの。」

と言い放ってハヤテを鍛えるわけですが、この少女、自分の執事を自分好みの男に仕上げようとしているに違いありません。まるで逆プリメ*2ですね!
というのはさておき、この剣の稽古の描写で特筆すべきことは、ハヤテのモノローグによってアーたんの剣のスキルが相当のものであることが明らかにされていることです。

今、思い出してみても、すごいと思うことは、

今―――つまり、三千院家で執事をしワタルとの勝負の際には一瞬で銅像を破壊することができる*3だけの剣のスキルを持っている作中現在の綾崎ハヤテから見ても、

彼女の剣は、初めて剣を握った僕が闇雲に振り回すそれを完璧にしのぎ…僕が避けられるスピードで攻撃。不用意にケガをする事など一度もなく、やればやるほど、少しずつ強くなっていくような錯覚を僕に覚えさせる…見事な訓練で―――

と言わしめる技量だった。三千院家の執事生活で明らかにされていくハヤテのスキルの数々が、この「王族の庭城」の中でアーたんによってその基礎を身につけたことがこのシリーズで暗示されていますが、剣もその中に含まれているというのはちょっとびっくりです。だって、アーたん気は強そうだけど攻撃力は低そうじゃないですか!一体この少女のスペックは…と思ってしまいますが、さらに驚きなのが、この訓練の意味を問われたアーたんが「あんまり意味はないんじゃない?」と言った上でこう述べていることです。





大人な考えだ…とても6歳児とは思えません。そしてここでのキーワードは「自分を信じる」なのかなあという気がしますが、とにかく、自分の彼氏であり執事でもある少年を鍛え、育てていく意図が明確に感じられます。それにしてもこの言葉は、「どうして勉強しないといけないのか」という学生の素朴で深刻な疑問のひとつの答えとも言えそうな感じですね。

天然ジゴロスキル、発動

訓練が終わり立ち上がろうとするハヤテに手をさしのべるアーたん。そんな少女に





不意打ちのキスをするハヤテ!!!!
ここにきてついに、天然ジゴロの能力が発動した感がありますが、付き合っていればこんなのよくありますよねと思ったのは秘密です。

母と兄にさよならを―――

実は天球の鏡でこっそり母を映し出していたハヤテ。アーたんに問われ、「父はどうでもいいけど母と兄は心配してるかも」とハヤテは答えます。作中現在を知っているあたしたちは、母もおそらく心配はしていないだろうと思えるのですが、しかし、父には裏切られたけれどもまだ母から致命的な裏切りを受けていないのでしょう。素直な母への思いが感じ取れるように思います。
そんなハヤテを見て、「この場所が入ったが最後二度と出れない場所だとしたらどうするか」と問いかけるアーたんですが、「それならその方がいいしあきらめもつく、アーたんがずっと一緒にいてくれるならそれでいい」と答えるハヤテを見て、城の外にでる方法を教えるのでした。
ここで外に出ることが、ハヤテとアーたんを切り裂く決定的な事象であったとは考えられませんが、しかし別れへ一歩踏み出すものではあったのでしょう。アーたん自身、何か嫌な予感でも感じているのか、「すぐに帰ってくるって約束して!」と強く約束を求めるのでした。それに応えて約束をするハヤテは、アーたんの気持ちをどこまで察していたのか、気になります。いずれ





満月をバックに抱き合い、そしてハヤテは下界に降りる。

一路自宅を目指そうとするハヤテの耳に響く悲鳴。

下界に降りたって早速家へ向かおうとしたところに悲鳴!その悲鳴の主は、瀬川泉と思しき幼女でした。
今週のバックステージにおいて

ぶっちゃけこの役回りが決まっていたので、そのせいで
高尾山の後、泉はしばらく出番がなくなっていたわけです。
つまり、このシリーズの直前に泉家の話を持ってきたくて
色々調整している内に……といった感じです。

畑先生バックステージVol.190

と述べられていて、正直に言ってあたしはびっくり仰天でした。だって、いいんちょってただのモブキャラがサブキャラに昇格した代表例だと思ってたわけですよ。まあ、キャラクター紹介では企画の当初からモブキャラちっくだけどいたと記されています*4が…でもほぼモブだと思っていたわけでして…。ただ、ゆっくり考えれば、モブ的扱いだからこそこういう役回りもできるのかな、と。
そして悲鳴を上げて助けを求めているところで次週へ続くわけですが、これについてもバックステージで

10年前の泉を襲ったピンチとは……!!
この漫画をよく読んでいる
記憶力の良い人だけは少しビックリできる絶体絶命の
ピンチで引きつつ……

畑先生バックステージVol.190

とまあ、予想とか考察が大好きなハヤテブロガーのみなさんが、競って予想しそうなコメントを残されています。それにしても何でしょうね?「いじめられるのとかスキ」*5になったきっかけになる事件だったりとか!………って、そんなわけないか。

いずれ、こんなところでいいんちょを見ることになるとは思ってもみなかったわけで、次週以降どうなるのか。まだまだ目が離せない展開が続きそうです。一番気になるのは、「ここで救っておきながらハヤテといいんちょが作中現在で初めて会ったときに、何のリアクションもなかったこと」にどう説明をつけるのか、ってことですが、同種の疑問はこの過去編当初から様々な場面で出てくるのでスルーできる範囲ですね。何はともあれ過去編のラストに向けて加速していく展開に期待です。

*1:本当に知ってるかどうかは知りませんが。

*2:昔、プリンセスメーカーというゲームがあってね?娘を育てるゲームなんですよ。2が神。

*3:第21話(3巻1話)「男の戦い」参照。

*4:6巻巻末のおまけ参照

*5:70話(7巻7話)「轟轟生徒会タンケンジャー」参照。いいんちょの人気を一気に押し上げた名言。