明日はきっと。

本やマンガのレビューなど。

君のいる町:瀬尾先生のラブコメ・マジック

昨年9月にマガジンで3年にわたる連載を終えたラブコメ「涼風」。女性専用マンションで暮らすことになった秋月大和と萌えないツンデレヒロインとして一世を風靡した朝比奈涼風の恋愛マンガでしたが、天見結衣ちゃんの乳首が披露されたり、巻頭カラーでギシアンしたりその一回のギシアンで妊娠したりという伝説を残したマンガでもありました。
そんな「涼風」の作者・瀬尾公治先生がこの春から新たに始めた連載が「君のいる町」というマンガです。前作は主人公が上京して始まる物語でしたが、今作は逆にヒロインが田舎にやってきて自分の家に居候するというストーリーです。また、主人公の桐島青大には好きな人・神咲七海がいて、それがあっさり居候の少女こと枝葉柚希にバレたりしながら高校生活を始めたところでした。そういや「涼風」も最初は三角関係ちっくな感じだったよなあ…萌果ちゃん*1最後どうなったんだっけ?それはさておき前回、柚希のアシストもあって七海と日帰り温泉に行って親睦を深めることができたのでした。
さて今回。冒頭から調子が悪そうな青大は朝から無理をおして柚希のために弁当を作り、柚希のために自転車をこぎ*2登校します。調子が悪いのをひた隠しして。―――あれ?瀬尾先生、今回は主人公の男がツンデレというパターンですか?
さて、登校しても調子が良くなるわけでもなく案の定倒れ早退して家で寝ることになった青大。そんな彼のもとに柚希と七海が見舞いに訪れますが、具合が悪いのをおしてがんばったにも関わらず柚希に文句を言われまくることに。

こんなことを言ってるのに。可哀想ですね。
文句に対しては七海のフォローがあったものの、そんな彼女も電話で席を外すことになり、孤立無援で文句を言われ続けることになった青大は、ついに怒って身体を起こしました。


その次の瞬間―――――





※実際は見開きですので、ぜひ本誌で確認を!




(゜Д゜)ポカァーン



ポルナレフがありのまま今起こったことを話すAAを貼ってしまいたくなるくらいポカァーンとしてしまいました。そしてその次に来たのは混乱。
えっ、何、何、何なの!?これキスする流れだったの!!??えっ、だって、今回6回目だよね?まだ10週いってないよ?打ち切りが見える状態じゃないよね?マジで?これが新しい瀬尾マジックか!!


混乱さめやらぬまま、次回、この故意のキスが恋ゆえのキスなのか*3が明らかに―――されるのかなぁ。「涼風」で衝撃の展開をいくつも見せてきた瀬尾先生のマジックに、あたしはもうメロメロです。
そして、これを書くためにもう一度読み返したとき初めて気づきました。今回のサブタイトルは



――――――#6 突然、バタンチュー


これは本当に驚いたですよ。

前回の日帰り温泉での裸回はそれほど衝撃がなかったんですが、今回のキス回はびっくりでした。いやあ、本当にびっくりですよ!
それはさておき、前作の涼風よりも比較的ヒロインに好感を抱きやすい造形になっている感じがしますし、これからの展開に正直かなり期待しています。
―――でも、今回のサブタイトルのセンスはどうかと思いますが。


あ、ちなみにあたしはおそらくメインヒロインの柚希よりも七海ちゃんのほうが好きです。だってかわいいもん。あ、でも、今週のキスシーンの見開きの柚希のおしりはとても素晴らしかったです。おいしくいただけそうでした。

*1:「涼風」の作中で最初に大和とおつきあいした人。途中でモデル活動を始め物語からフェードアウト。

*2:柚希は自転車に乗れないので毎日2人乗りで通っている。よい子はまねしちゃいけません。

*3:今週の柱を使ってみた。