明日はきっと。

本やマンガのレビューなど。

11月の読了本

読了本を晒す月1回の行事の時間です。もう12月なのか…。

ちなみに11月のメーターはこんな感じです。

中身は続きからどうぞ。

11月の読書メーター
読んだ本の数:29冊
読んだページ数:11014ページ

水滸伝〈2〉替天の章 (集英社文庫) (集英社文庫)水滸伝〈2〉替天の章 (集英社文庫) (集英社文庫)
梁山泊”ができあがるまで。落差をつけないといけないのはよくわかるけど、王倫がだめな子すぎてちょっとかわいそうになった。しかしごく当たり前の話。王倫ではだめだというのを周囲が固めていく様子がすごいからこそ、まあだめな子だし仕方ないねーって気になれる。
読了日:11月28日 著者:北方 謙三
水滸伝〈1〉 曙光の章 (集英社文庫 き 3-44) (集英社文庫)水滸伝〈1〉 曙光の章 (集英社文庫 き 3-44) (集英社文庫)
さすがは北方謙三。人物造形とその描写がすさまじい。どれほどの翻案を課したのか、それを想像するだけで身震いする。
読了日:11月27日 著者:北方 謙三
アルシャードガイア リプレイ 明日へのプロファイル (ファミ通文庫)アルシャードガイア リプレイ 明日へのプロファイル (ファミ通文庫)
再読。やっぱりしのさんうまいよなー。
読了日:11月26日 著者:矢野 俊策
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫 う 20-1)葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫 う 20-1)
うへえ。このひっくり返し方は…うん。本当にだまされた。評価が高い理由にも納得がいく。細かい描写とエピソードの積み重ねがラストに与えるものは大きいな。
読了日:11月22日 著者:歌野 晶午
探偵伯爵と僕―His name is Earl (講談社文庫)探偵伯爵と僕―His name is Earl (講談社文庫)
森だから密室だよねーと思ったら違う展開。森はこういうのも書けるんだなあ。芸風が広い。オチのひっくり返し方が秀逸。
読了日:11月22日 著者:森 博嗣
凍りのくじら (講談社文庫)凍りのくじら (講談社文庫)
これは素晴らしい。何を書いていいかわからない。
読了日:11月21日 著者:辻村 深月
ナイトウィザード リプレイ 合わせ鏡の神子 (ファミ通文庫)ナイトウィザード リプレイ 合わせ鏡の神子 (ファミ通文庫)
読了日:11月18日 著者:菊池 たけし,F.E.A.R.
ナイトウィザード リプレイ 白き陽の御子 (ファミ通文庫)ナイトウィザード リプレイ 白き陽の御子 (ファミ通文庫)
読了日:11月18日 著者:菊池 たけし,F.E.A.R.
黒き星の皇子―セブン=フォートレスリプレイ (ファミ通文庫)黒き星の皇子―セブン=フォートレスリプレイ (ファミ通文庫)
読了日:11月18日 著者:菊池 たけし,F.E.A.R.
フレイスの炎砦V3〈下〉―セブン=フォートレスリプレイ (ファミ通文庫)フレイスの炎砦V3〈下〉―セブン=フォートレスリプレイ (ファミ通文庫)
読了日:11月18日 著者:菊池 たけし,F.E.A.R.
フレイスの炎砦V3〈上〉―セブン=フォートレスリプレイ (ファミ通文庫)フレイスの炎砦V3〈上〉―セブン=フォートレスリプレイ (ファミ通文庫)
読了日:11月17日 著者:菊池 たけし,F.E.A.R.
空の境界 下 (3) (講談社文庫 な 71-3)空の境界 下 (3) (講談社文庫 な 71-3)
読了日:11月16日 著者:奈須 きのこ
空の境界 中 (2) (講談社文庫 な 71-2)空の境界 中 (2) (講談社文庫 な 71-2)
読了日:11月15日 著者:奈須 きのこ
空の境界 上 (1) (講談社文庫 な 71-1)空の境界 上 (1) (講談社文庫 な 71-1)
読了日:11月15日 著者:奈須 きのこ
子どもたちは夜と遊ぶ 下 (3) (講談社文庫 つ 28-4) (講談社文庫 つ 28-4)子どもたちは夜と遊ぶ 下 (3) (講談社文庫 つ 28-4) (講談社文庫 つ 28-4)
再読。ラストが胸につまる。
読了日:11月14日 著者:辻村 深月
子どもたちは夜と遊ぶ 上 (1) (講談社文庫 つ 28-3) (講談社文庫 つ 28-3)子どもたちは夜と遊ぶ 上 (1) (講談社文庫 つ 28-3) (講談社文庫 つ 28-3)
再読。オチも結末もわかっているのに、いや逆にわかっているからこそのおもしろさを感じた。うまい。
読了日:11月12日 著者:辻村 深月
びっくり館の殺人びっくり館の殺人
今までの綾辻のイメージで読んだら完全にやられてしまった感。いやでもよく読むと綾辻。暗黒館の次とは思えない軽さだけど、それだけじゃない。暗黒館があるからこそ映える作品かもしれない。
読了日:11月10日 著者:綾辻 行人
生徒会の日常  碧陽学園生徒会黙示録1 (富士見ファンタジア文庫 あ 3-2-1 碧陽学園生徒会黙示録 1)生徒会の日常 碧陽学園生徒会黙示録1 (富士見ファンタジア文庫 あ 3-2-1 碧陽学園生徒会黙示録 1)
再読。杉崎と巡のかみ合わなさに萌える。
読了日:11月09日 著者:葵 せきな
生徒会の三振  碧陽学園生徒会議事録3生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録3
読了日:11月08日 著者:葵 せきな
生徒会の二心  碧陽学園生徒会議事録2 (富士見ファンタジア文庫 166-8 碧陽学園生徒会議事録 2)生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録2 (富士見ファンタジア文庫 166-8 碧陽学園生徒会議事録 2)
読了日:11月08日 著者:葵 せきな
生徒会の一存 (富士見ファンタジア文庫 166-7 碧陽学園生徒会議事録 1)生徒会の一存 (富士見ファンタジア文庫 166-7 碧陽学園生徒会議事録 1)
再読。何も考えないでキャラに萌えるのに適しているのが個人的には魅力。
読了日:11月08日 著者:葵 せきな
心狸学・社怪学 (角川文庫)心狸学・社怪学 (角川文庫)
読了日:11月08日 著者:筒井 康隆
夜のピクニック (新潮文庫)夜のピクニック (新潮文庫)
何度目かわからない再読。別に泣ける話じゃないし、何かが起こるわけでもない。ただ夜歩く。それだけのことがどうしてこんなに特別に感じられるのか。自分の高校時代を否応なしに思い起こさせる、本当に名作だよなあと思う。恩田陸作品はやはりこれ。
読了日:11月07日 著者:恩田 陸
冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)
上巻に続いて再読。やっぱりミステリ仕立ての幻想的なホラーなんだよなあ。初読とは間をあけていたので、割と内容を忘れていて驚いた。
読了日:11月06日 著者:辻村 深月
冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)
久しぶりに読みたくなって再読。8人の登場人物を丁寧に描くのが本当に上手な作家だと思った。
読了日:11月05日 著者:辻村 深月
噺家パラダイス―寄席雑記帖噺家パラダイス―寄席雑記帖
読了日:11月04日 著者:古今亭 志ん輔
どろぼうの名人 (ガガガ文庫 な 4-1) (ガガガ文庫 な 4-1)どろぼうの名人 (ガガガ文庫 な 4-1) (ガガガ文庫 な 4-1)
とりあえず百合。
読了日:11月04日 著者:中里 十
化物語(下) (講談社BOX)化物語(下) (講談社BOX)
読了日:11月04日 著者:西尾 維新
化物語(上) (講談社BOX)化物語(上) (講談社BOX)
読了日:11月03日 著者:西尾 維新

11月は再読がかなり多かった印象。今月初読だった本の中ではやはり「凍りのくじら」が一番だったかな。まだ「書くためにちゃんと」は読んでいないので何か書こうにも書けませんが、しかしすごくよかったなと思っています。
そして、再読も含めるとやっぱりあたしは「夜のピクニック」が本当に大好きだなあと思います。本当に、高校生がただ学校行事のため80km歩く、ただそれだけの行事なんですよね。それなのに、どうしてこんなに特別なお話なんだろう。
あたしにとっての特別な本は「銀河英雄伝説」で、特別な作家は田中芳樹だと思ってはいるんですが、しかし夜のピクニックはその牙城を崩すことができたかもしれない本当に大好きな本です。

凍りのくじら (講談社文庫)

凍りのくじら (講談社文庫)

夜のピクニック (新潮文庫)

夜のピクニック (新潮文庫)