たぶんアメリカのケーキくらい砂糖が入っているのだ
1月18日に畑健二郎先生の「トニカクカワイイ」4巻が発売されました!
- 作者: 畑健二郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2019/01/18
- メディア: Kindle版
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さて、新婚夫婦コメディ(ただし少年誌)である本作は、物語の柱がナサくんと司ちゃんのイチャラブ+2人の家族・生い立ち関係+周辺の人々という構成となっていて、イチャラブによる砂糖菓子を毎週いただけるという仕様です。個人的にはラブコメのお砂糖は多い方がいいと思うので歓迎です。
「トニカクカワイイ」では基本的に毎週結構な量のお砂糖が投入されているので、甘いラブコメをお好みの方に満足いただけることでしょう。ただし、構造上ハーレムや三角関係やNTRは生じにくいので、そういった方面が好きな方は注意が必要です。
さて、ここまでわざわざお砂糖が多いよ、ということを書き連ねてきたのは、この4巻に収録された第31.5話がめっちゃ甘いからなんですよ。摂取には注意を要する感じなんですよこれは。いいぞもっとやれ。
第31.5話は、いろいろあって銭湯の離れに住むことになった由崎夫妻が、布団をくっつけて一緒に寝るというお話で、あらすじだけ見ればほぼ40字で済んでしまいますが、そこに投入されている
お砂糖半端ないって!もぉー!!
あいつ半端ないって!
手ぇつなぐだけで何ページも使うもん…。
そんなんできひんやん普通、そんなんできる?
言っといてや、できるんやったら…。
うん、知ってた。そういう作風でした。つまりはあまーい!んですよ!甘々です。すばらしい。
それにしても、「トニカクカワイイ」は畑先生の作品のいいところが最大限発揮できるように設計されていることを強く感じます。だって、結婚してからまだそんなに時間は経ってないんですよ?伏線も張られているのに、時間の経過が蝸牛のような速さなのににこの満足感。柱がイチャラブであるが故、物語が進んでなくてもよいからこそだと思いますが、これ、どちらかというと日常4コマ系の感覚にかなり近いですね。ネタも取り入れやすい、畑先生にふさわしいフォーマットだと思います。
そんなわけで、今ならまだ4冊で揃う「トニカクカワイイ」、半端ない甘さです。疲れた生活の一服の甘味にいかがでしょうか!