明日はきっと。

本やマンガのレビューなど。

ハヤテのいない水曜日

タイトルはオマージュです(挨拶)
さて、時間が流れるのは早いもので、「ハヤテのごとく!」最終回が掲載された週刊少年サンデー20号が発売されてからもう1週間がたち、21号が発売されました。
今日のお昼休み、あたしはいつもどおりにサンデーとマガジンを買って、デスクでサンデーを開き、そして何となく目次を見たあと、このようにつぶやきました。

休載でもなく、単に載っていない。だって、終わったから。これ以上ない最終回だったから。
わかっていても、なんだかんだで13年という連載期間の半分以上の期間を追いかけてきた自分にとって、「習慣と気持ち」というのはなかなか現実にはついていかないものだということを久々に実感しました。

感想と書く場の変遷

昨日、最終回の感想リンク集の更新を終えたあと、ハヤテブログを書いている(いた)人達と昔話をtwitterでしていましたが、13年という時間の中で、「感想を書く」、「感想を書く場」といったものが変わっていったんだなということを強く感じています。
感想を書いたり共有したりしたい人が一定数いて、ブログという個人が自分の感想を書いて見てもらうことができる媒体があることで、「作品の感想を書いて見てもらう」ということの敷居が低くなった時期が2000年代の最初の5年くらいにあったと思います。*1そして、作品の人気が高くなるにつれ、その作品について感想を書くブログが増え、リンクやトラックバックでブログ間の交流が増え、人が集まり、作品の人気にもつながる…というような正のスパイラルが起きやすい時期がありました。そして、『ハヤテのごとく!』も、まさに連載開始から見た目ふんだんに「分かる人にしか分からないネタ」が取り入れられたネット受けしやすい作品であったこと、キャラクターが魅力的だったこともあって、そういった正のスパイラルに乗っていったと考えられます。
それが、2008年〜2009年頃のtwitterの爆発的な普及で、その手軽さからブログからtwitterに活動の中心を移していった人が増え、「感想を書く」ことの敷居はさらに下がったけれども、ブログという媒体での発信は衰退していった…と思います。
そういったことを思ったので、




という流れになったわけなのですが、まあ、もしかしたらやるかもしれませんね。(折る前提のフラグ)

ということで、昨日立てたフラグを回収することを目的にした本日のエントリは以上です。
いやでもほんと、否応なしにもう続きは存在しない(畑先生が続編または番外編を描く気になった場合を除く)ことを突きつけられた1日だったということは間違いなくて、最終回からこの1週間のちょっとしたお祭り気分が飛んでいった、そんな感じです。はい。

*1:いわゆる『魔法先生ネギま!』界隈がその先鞭なように思います