明日はきっと。

本やマンガのレビューなど。

夏コミで頒布された同人誌の話を今する

2019年もいつの間にやら終わりを迎えようとしています。(挨拶)
さて、2019年の個人的トピックとして、畑健二郎先生が今年の夏に開催されたコミックマーケット96で「たすけて!ヒナえもん」を頒布したことが挙げられます。まさかの、と言うべきか、予期されたと言うべきかは迷いますが、いずれ「ハヤテのごとく!」スピンオフ…いや外伝…的な作品が発表されたことはまことに喜ばしいことと感じた次第です。
コミケには参加できませんでしたので、心優しいヒナ様FC会長にして畑先生の(非公式専属)広報にお願いして1部送っていただきました。感想を書く条件が付いていましたが、すっかり延び延び*1になって申し訳ないところ、年末の棚卸しということで感想を綴っていきたいと思います。
なお、「たすけて!ヒナえもん」は、とらのあなの通販では残念ながらすでに在庫切れとなっていますのでご承知おきください。

「たすけて!ヒナえもん」は、一言で言うとハヤテのごとく!」の箸休め回です。シリーズの後に挟まれるネタと勢い重視の単発回です。本編と違うのは、ただただ綾崎ハヤテが出てこないだけで、本編がすでに終わり新作を連載中とは思えない、以前と変わらないいつものノリが繰り広げられるお話といえましょう。
そもそも「ヒナえもん」という単語自体は本編においてすでに美希が使っており*2、公表されたタイトルからしてすでに導入が動画研究部であることは確定的でした。そして、表紙を開くとそのとおり動画研究部が出てきて、女子4人によるゆるーいギャグが展開され、いいんちょヒナギクが脱ぐという安定。そこからのラストと、ここにあるのは本当に昔のままの23ページがありました。
たぶんこれ連載中だったら巻頭カラーでやりそうなノリで、なつかしすぎて涙が出そうな、そんなお話です。なので、この「ヒナえもん」はどう転んでもハヤテが好きだった組向け、「トニカクカワイイ」から畑ワールドに入ってしまったご新規さんはとりあえずハヤテを10巻まで読めみたいな感覚です。同人だし仕方ない。とにかく懐かしみながら、「ハヤテのごとく!」を読み返してあの頃を思い出したくなる、そんな作品です。

ハヤテブロガーで読んでいない人は(あまり)いないと信じています。

ハヤテのごとく!(1) (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく!(1) (少年サンデーコミックス)

*1:Evernoteの記録によると、書き始めたのは2019.8.16…。

*2:何話か覚えていないけど、テスト勉強する話だったと思う