明日はきっと。

本やマンガのレビューなど。

作中に登場するブロガーの軌跡

半年ぶりに更新画面を開きました(挨拶)
久しぶりにネタっぽい感じになったので更新することにしました。決して嫁から更新しろ圧力をかけられているからではありません。ほんとだよ?ただし、超絶内輪ネタです。

さて、サンデーで絶賛連載中の「トニカクカワイイ」は、あらすじの自由さも魅力の一つです。このあらすじ、これまで単行本に収録されてこなかったので、本誌購入組だけの特典のようなもの*1。先週6月23日発売のサンデー30号に掲載されたトニカクカワイイ第154話「1400年の一歩」では、読者から寄せられた先週のあらすじの感想を紹介するというイカれたネタが掲載されていました。
ページをめくっていくと、そこに現れた

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タカヒナさん!タカヒナさんじゃないですか!!相変わらず普通の読者じゃないですね
びっくりしてtweetしたところ、そのタカヒナくんがこのようにリプライしてきました。

3回…!?
ということで、その3回を追いかけてみたいというエントリです。なお、企画意図は伏せてご本人から登場回を教えてもらいました。見つけられなくて…。

*1:16巻で収録され始めたので、今後はそうでもなくなると思われます。

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2020年に読んだ本のおすすめ

1年ぶりにこんばんは…(挨拶)
まさか去年の定例エントリを書いてから一度も書かないなんて思っていなかったんだ…。いろいろあったんですよ…(言い訳)
2020年は言わずともがな、世界の変わった1年で、公衆衛生とは、みたいなことをついつい考えてしまうような年でしたが、むしろだからこそ、いろいろな本があって読むことができることがとてもありがたい年でもあったなと感じております。
そんなわけで、2020年唯一にして最後の本ブログのエントリ、今年読んだ本のおすすめです!

恩田陸蜜蜂と遠雷

蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)

蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)

蜜蜂と遠雷(下) (幻冬舎文庫)

蜜蜂と遠雷(下) (幻冬舎文庫)

文庫の出版が2019年で今さら感も満載ですし、去年のおすすめ本の終わりに「読まないと…」と書いていたものを取り上げるのもアレなんですが、やっぱり今年読んだ本ではダントツだったんですよ。
いや、ほんと、久しぶりに泣いた。泣きましたとも。気づいたら涙が出ていた。
ピアノコンクールに挑むピアニストたちの群像劇である本作ですが、それぞれのコンクールに至るまでの軌跡と、それがコンクールという緊張しかない場で昇華されていく様が圧巻。個人的には、ラストそのものよりはその経過のほうが涙なしには読めないというか、その経過の描き方こそがとんでもないハイレベルの積み重ねなのですが、トータルで見てもすごいクオリティでぐいぐい読ませる作品です。
恩田陸作品、オチが合わないパターンっていうのがぼくとしてはありますが、「蜜蜂と遠雷」はそれもなくスッキリ終わるところがまたよいのです。

栗ノ原草介『結婚が前提のラブコメ

生活に変化があって、今年は実にBookWalkerさんでラノベを読み漁っていた年でした。
結構いろいろ読んだのですが、その中でも好きだったのがこちら。まさかラノベで結婚相談所が舞台のお話が出てくるとは…みたいな気持ちで読み始め、婚活とかお見合いとか、あるいは恋愛とはといったことをなんとなく考えてしまう良作です。
主人公の縁太郎にとっての結婚相談所という存在、仲人という存在に対する考え方が、こういう人にならお世話になっていいような気持ちにされます。だからこそ幸せに過ごしてもらえるといいなと思いながら、結婚相談所に集うヒロインたちの模様を愛で、なんとなく結婚とか、1人とか、2人で過ごすとか、そういうことを考えるのがよいかなと思います。それこそトニカクカワイイとか、あるいは若木先生の「結婚するって本当ですか?」もそうなんですけど、結婚とか結婚後の生活とか、そういうのをテーマにした作品が増えてきてるように思います。そういう世代とか、時代とかもあるかもしれませんが、そういった視点の作品が増えてきてるのは単純によいなあと感じています。1人で過ごすのもいいですが、2人、3人…というのも良いものです。

野村美月『むすぶと本。』

文学少女シリーズが終わってこの先はないと思っていたのですが、まさか同じ世界観で新しい物語が始まるのか…!という喜びにふるえたのでした。
文学少女シリーズは「本を食べちゃうほど大好き」、この「むすぶと本。」は「本と会話ができる」。どちらも「本」を通じたアプローチですが、その組み立て方で全然違う見え方になっていて、この先が楽しみな1作です。

山田鐘人/アベツカサ『葬送のフリーレン』

2020年の個人的コミックベスト。
「このマンガがすごい」で2位を取ったのは作品のポテンシャルとしては納得感しかないし、むしろ1位取れなくて残念くらい。
勇者が魔王を倒してから辿る旅路、というのは、少しFF10っぽい気持ちになりますが、作中で流れる時間とフリーレンの気持ちや考え方のゆるやかな変化が愛おしく、そしてこの後彼女たちに待ち受けるものは何なのかというところがとても楽しみでなりません。あとなんかディードリットとかぶるんですよ、フリーレン。だから好きっていうのもあるかもしれない。ディードより人間くさいですが、フリーレン。執着するところがエルフっぽくないというか。

以上、2020年のおすすめでした。
2021年はもう少し…もう少し書けたらいいなと、そう思っています…。(←

2019年に読んだ本のおすすめ

先ほど下書きをお炊き上げしましたが、2019年もまもなく終わるということで、いつものエントリで締めたいと思います。
2019年は書こうと思って下書きを書き始めたのに全然アップしなかったということが多すぎたので、とても反省。でも元気がないんですよ…。そろそろ息子も年長さんなので、もう少しインプットもアウトプットもできるようになるといいなあと思っております。

そんなわけで、2019年に読んだ本のおすすめエントリですが、今年は本当にあんまり読んでなくて悲しい。というか日々に追われていてラノベで気分転換くらいしかできてない気がします。なので少なめかも。

小野不由美十二国記 白銀の墟 玄の月』

白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)

白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)

  • 作者:小野 不由美
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/10/12
  • メディア: 文庫
白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)

白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)

  • 作者:小野 不由美
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/10/12
  • メディア: 文庫
白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (新潮文庫)

白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (新潮文庫)

  • 作者:小野 不由美
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/11/09
  • メディア: 文庫
白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫)

白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫)

  • 作者:小野 不由美
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/11/09
  • メディア: 文庫
説明不要だと思いますが、やっぱり2019年は十二国記の新作が出たという本当にうれしい年でした。正直続きが読めるとは思っていなかった
できればこのお正月休みの間に1本書けたらいいなと思っているのですが、個人的に感じているところとしては、『丕緒の鳥』に収録された「落照の獄」で、柳の傾き方が割とゆるゆるだったことが示されている中、戴では…という対比ができるという点も重要な作品だったのではという点です。正直泰麒が失道するかどうかというところは大事なポイントですが、そこまでいくかどうかを「落照の獄」が暗示しているように思えるのです。
ともあれ、希望があまり見えないところで終わっていた十二国記に、希望…かどうかはわからないけど、そんな感じのものが示される作品、もうすごい売れているので買っていない人はこのブログの読者では少ないと思いますが、もし未読の方は死ぬ前に絶対読むといいです。後悔しません。

佐伯さん『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』

個人的2019年のベストラブコメブラックコーヒーとともに読んでいただきたい。
設定としては概ねテンプレ的ですが、日常の積み重ねがとても丁寧なこと、キャラクターの造形がよいこと、そして何よりご飯がおいしそうなことというのが本作のnice!なところです。
主人公の周くんにしてもヒロインの真昼ちゃんにしても、割とアレな背景があって、おっかなびっくりながら距離を詰めていく様が愛おしいです。
なろうで絶賛連載中、2巻も2020年早々には出そうということで、日々に疲れた方におすすめの高校生の甘いラブコメです。

京極夏彦『虚実妖怪百物語』

虚実妖怪百物語 序 (角川文庫)

虚実妖怪百物語 序 (角川文庫)

虚実妖怪百物語 破 (角川文庫)

虚実妖怪百物語 破 (角川文庫)

虚実妖怪百物語 急 (角川文庫)

虚実妖怪百物語 急 (角川文庫)

何なのコレ
実名で登場する妖怪作家の数々の大立ち回りに、笑いとワクワクとハラハラが詰め込まれた一大フィクション。京極本人が出てくるまでがまず遠い上に、解決するかどうかもわからない展開が続くのですが、水木サンと荒木先生がなんかもう最高なので読み続けられる。そしてちゃんと風呂敷が畳まれるので安心して読める作品です。ネックは分量ですが、でもこれは読めると思います。途中で何が起こっているのかよくわからなくなるんですけど、それはたぶん登場人物の皆さんも一緒で、たぶん大抵の読者もそうなので大丈夫。
京極堂シリーズの新作もお待ちしています。

城平京『虚構推理短編集 岩永琴子の出現』

虚構推理短編集 岩永琴子の出現 (講談社タイガ)

虚構推理短編集 岩永琴子の出現 (講談社タイガ)

コミックのほうがメジャーな感もありますが、短編集がとてもよかったので。
講談社タイガで『虚構推理』本編が収録されてようやく読んだのですが、タイトルの「虚構」と「推理」の繋がりがうまくて読んでて楽しかったんですね。しかも詭弁と屁理屈が重要視されている訳で、非常にメフィスト賞というかなんというか。ただ、詭弁を弄するためにかなりがっつり組まれているので、長編の『虚構推理』は難解な面もなくはないと思ったのですが、短編集はそこがクリアされているのでとても読みやすかったのです。このくらいシンプルだと、先読みと騙され感のバランスがよく感じます。
2020年にアニメ化ということで、その辺もふくめて履修にぴったりなミステリです。京極好きな人は好きだと思います。

入栖『マジカル★エクスプローラー エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識を使って自由に生きる』

もう一つなろうから。
これ、2000年代のエロゲに親しんできた人には刺さると思うんですよ。エロゲのテンプレに乗っかりながら、友人キャラというおいしいのか不遇なのかわからないキャラを強くしてフラグを立てる、という展開はありそうでなかったのではと。それを突き詰めていった先に何が見えるかというのも興味深いし、単純にヒロインの皆さんがかわいいのでゼロ年代エロゲ好きにおすすめしたいです。

今年は以上です。
なろうの年齢層が高い説が正しいのは間違っていないような気がする1年でした。設定的に刺さりやすい。
今年買ったのに積んでる『屍人荘の殺人』と『蜜蜂と遠雷』は早いところ読みたいという抱負を述べ、2019年のまとめを終えたいと思います。
2020年もどうぞよろしくお願いいたします。

夏コミで頒布された同人誌の話を今する

2019年もいつの間にやら終わりを迎えようとしています。(挨拶)
さて、2019年の個人的トピックとして、畑健二郎先生が今年の夏に開催されたコミックマーケット96で「たすけて!ヒナえもん」を頒布したことが挙げられます。まさかの、と言うべきか、予期されたと言うべきかは迷いますが、いずれ「ハヤテのごとく!」スピンオフ…いや外伝…的な作品が発表されたことはまことに喜ばしいことと感じた次第です。
コミケには参加できませんでしたので、心優しいヒナ様FC会長にして畑先生の(非公式専属)広報にお願いして1部送っていただきました。感想を書く条件が付いていましたが、すっかり延び延び*1になって申し訳ないところ、年末の棚卸しということで感想を綴っていきたいと思います。
なお、「たすけて!ヒナえもん」は、とらのあなの通販では残念ながらすでに在庫切れとなっていますのでご承知おきください。

「たすけて!ヒナえもん」は、一言で言うとハヤテのごとく!」の箸休め回です。シリーズの後に挟まれるネタと勢い重視の単発回です。本編と違うのは、ただただ綾崎ハヤテが出てこないだけで、本編がすでに終わり新作を連載中とは思えない、以前と変わらないいつものノリが繰り広げられるお話といえましょう。
そもそも「ヒナえもん」という単語自体は本編においてすでに美希が使っており*2、公表されたタイトルからしてすでに導入が動画研究部であることは確定的でした。そして、表紙を開くとそのとおり動画研究部が出てきて、女子4人によるゆるーいギャグが展開され、いいんちょヒナギクが脱ぐという安定。そこからのラストと、ここにあるのは本当に昔のままの23ページがありました。
たぶんこれ連載中だったら巻頭カラーでやりそうなノリで、なつかしすぎて涙が出そうな、そんなお話です。なので、この「ヒナえもん」はどう転んでもハヤテが好きだった組向け、「トニカクカワイイ」から畑ワールドに入ってしまったご新規さんはとりあえずハヤテを10巻まで読めみたいな感覚です。同人だし仕方ない。とにかく懐かしみながら、「ハヤテのごとく!」を読み返してあの頃を思い出したくなる、そんな作品です。

ハヤテブロガーで読んでいない人は(あまり)いないと信じています。

ハヤテのごとく!(1) (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく!(1) (少年サンデーコミックス)

*1:Evernoteの記録によると、書き始めたのは2019.8.16…。

*2:何話か覚えていないけど、テスト勉強する話だったと思う

MacBookPro(2018)デビュー、その使用感

お久しぶりです!(挨拶)
気づいたらトニカクカワイイの5巻が出版されていました。トニカクカワイイについては後ほど、ということで、今日は最近Macを買い替えて話などをまとめておきたいと思います。

なぜ再びMacなのか

大学に入って以来、ずっと自作WindowsPCを使っていましたが、Windowsに飽きて2010年の冬にiMacに買い替えました。以来ずっとそのiMacと過ごしてきましたが、macOS Mojaveからサポート外となり、また、一昨年あたりからスリープ状態から復帰できないことが増えてきたので、昨年末から買い替えを検討してきたのです。
買い替えにあたっては、コスト面からもWindowsに戻る選択肢もありましたが、

  • VMWare Fusionで運用していたWindowsを3年以上利用していない
  • Windows10のフォントが読みにくい(游ゴシックUIはやばい)
  • trackpadの使い勝手がよい(神)
  • スマートフォンiOS以外使う予定がなく、iOSを使うならmacOSの方が(当然)相性がよい
  • 写真の管理やホームビデオの編集も基本的にApple純正

といった理由でMacを選ぶことにし、引き続きiMacを使おうということで、iMac(2019)を待つことにしていたのです。

iMacからMacBook Pro

そんなわけでiMacが出たら買い替えようと考えていたのですが、待っているうちにiMacの挙動に不審なところが出てきました。早く買い替えたいけど、iMacの発表はいつだろう…とやきもきする日々。Mac mini(2018)にするという選択肢も含めて考える日々。でもMac miniだと4Kのディスプレイじゃないと意味ないじゃん。そんな時に思ったのです。
「別にデスクトップにこだわる必要ないんじゃね?」
そして、MacBook Proにすれば、

  • 真夏だろうと真冬だろうと関係なく、冷暖房のある場所で使える
  • 職場にも出張にも持っていける

といった利点が生まれます。ネックはなんといってもコスト、あとメモリを後から足せないという点ですが、iMacは8年使っているわけで、最低でも5年使うつもりなら初期投資するのはありだろうという判断ができました。
また、調べていると評判のいまいちなバタフライキーボードも、TouchBarも、ヘビーにプログラミングはしない自分にはさほど影響はありませんし、TouchBarはいじれる要素もあるのでむしろおもしろそうです。もし購入後にiMacの新商品の発表があったとしても、おそらくそれほど大きな変更はないであろう*1という見込みがありました。

そんなわけでMacBook Pro(2018)を買いました

AppleStoreでカスタマイズした*2ので、発送が少し遅く、その結果手元にMacBook Proが来る前にiMac(2019)が出ました。ある意味様式美です。乗っかったRadeonが強化されたのはいいなあと思いましたが、別にグラボをゴリゴリ使うようなことをするわけではないので惜しくなかったです。むしろUSB3.0端子が生き残ってて攻めてないなあと思ったくらいです。ほんとだよ!?


そんなわけで手元にMacBook Proが届き、かれこれ10日余り。なかなか触る時間を取れていませんが、ざっくりとした感想をまとめていきたいと思います。

開くと電源が入る。そして「じゃーん」がない

これは事前に調べたときにも気づいていなかったので、普通に驚きました。そして、起動音がなくなってて寂しい
TouchIDでのログインは普通に超速で楽ちんでこれだけでも価値があると思いますが、電源ボタンやイジェクトボタンを使ったショートカットが使えないのが若干減点対象なのかなという感じです。まあ、あたし普通にAppleのアイコンからスリープさせるほうが多いので影響は少ないんですけど。それはそれとして。

美麗ディスプレイ

きれい!見やすい!
フォントの問題もあると思いますが、やっぱりWindows見たあとにMac使うと、違いが際立ちます。見やすい…!美しい、という評価も散見されますが、美しい以上に実用感が高いと思います。お値段の価値があるディスプレイです。Macを買うならRetinaじゃないと…!

意外にTouchBarはおもしろい

微妙とかいらないとか言われるTouchBarですが、確かにタッチミスが多そうだし、デフォルトで表示される変換候補の表示はほとんど意味ありません。ただ、標準の設定では自由自在、とまではいきませんが、それでもタップするだけでスクリーンショットが撮れたり、MissionControlが開けたり、音量の調整ができたり音楽の操作ができたりするのは意外に便利です。ファンクションキー、もうほとんど使わないもんなあ…。TouchBarについては、まだまだ使いやすくする余地があると思われるので、引き続きいじってみたいところです。
あとやっぱりTouchIDはいいですよ…。iCloudキーチェーン使えば、Macログインの時だけでなく、各種サイトにログインするときにも使えるのはマジでありがたいです。でもパスワード忘れそうで怖いわ…。

バタフライキーボードはやっぱり好みが割れそう

バタフライキーボード(第3世代)は、評判が相変わらずイマイチです。実際好みが割れそうなキーボードで、嫁に叩かせたら「なんか違う…」的なことを言っていました。硬いらしいです。もっとも、個人的にはそこまで嫌じゃないし*3、これはこれでアリかなと感じます。プログラミングするとかになると確かに微妙かもしれませんが。押しているっていう感じは確かに少ないし、硬めなのは事実だし。かなり好みに影響されそうな部分なので、購入する時はショップで実機を触ってみるのが一番だと思われます。
問題はメンテなんだろうなあ…(バタフライキーボードの評判を見ながら)

USB-C(Thunderbolt-3)統一の出力系は今はきつい

USB-Cが4ポートのみ、というのは攻めまくり…!結局、現状の機器類はどうしてもUSB-Aが多いので、今後USB-C(USB-typeC)に統一されていくと想像されるという見込みはたってもなかなかしんどいと思います。まあ、Appleらしいですが。普及前のUSBをメインに据えたのもAppleでしたし。
ともあれUSB-Cの機器は持っていませんので、これまでの環境を維持するためにもマルチポートHubを購入しました。

7ポートでお手頃だったのでチョイス。つけるとこんな感じで、
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色味はそれほど違和感ありませんが、少し厚みがあるので使わない時は外しています。なので、早いところUSB-Cで揃えていきたいと思います。

スピーカーの音質がいい!

これは各種レビューでも言われていましたが、本当にスピーカーがよいのです。聞きやすいので、垂れ流し更新にぴったり!ただし、タイプするときにスピーカーの上で手が動くので、聞こえ方が変化することがあります。試しに指でスピーカーを塞いでみたら、低音ががっつり聞こえなくなるかわりに、ボーカルがはっきり聞こえるようになりました。

まとめ

そんなこんなで、3000文字ほどつらつらと書きましたが、キーボードさえ合うならMac使いには楽しい機種だと思います。Windowsユーザの移行はしっかり検討が必要で、今後iOSしか使わないよとか、家でMS Officeは使わないとか、それなりに理由がないと手放しでおすすめはしにくいかなと。もっともこれはMac全般の話ですが。コスト面もどうしても気になるところで、実際Windowsよりは割高感が否めません。しかし、SSDが高速なので挙動もキビキビ、快適な動作ですので、コストだけがためらうポイントならば絶対おすすめだというのが今のところの感想です。iMacもよいですが、TouchIDが使えるという点だけでも大変よいです。ほんと、超便利なので…!

*1:外部端子がUSB-Cに統一されるとか、Retinaがもっときれいにとか、そういう感じで見た目とかはあまり変わらないと思った

*2:メモリとSSDを増量した

*3:これはsurfaceのキーボードカバーのせいかもしれない

たぶんアメリカのケーキくらい砂糖が入っているのだ

1月18日に畑健二郎先生の「トニカクカワイイ」4巻が発売されました!

この4巻は、サンデーに掲載された第29話から第38話までのほかに、第31話と第32話の間を描いた、書き下ろしの第31.5話が収録されています。旺盛なサービス精神には脱帽するしかありません。
さて、新婚夫婦コメディ(ただし少年誌)である本作は、物語の柱がナサくんと司ちゃんのイチャラブ+2人の家族・生い立ち関係+周辺の人々という構成となっていて、イチャラブによる砂糖菓子を毎週いただけるという仕様です。個人的にはラブコメのお砂糖は多い方がいいと思うので歓迎です。
トニカクカワイイ」では基本的に毎週結構な量のお砂糖が投入されているので、甘いラブコメをお好みの方に満足いただけることでしょう。ただし、構造上ハーレムや三角関係やNTRは生じにくいので、そういった方面が好きな方は注意が必要です。
さて、ここまでわざわざお砂糖が多いよ、ということを書き連ねてきたのは、この4巻に収録された第31.5話がめっちゃ甘いからなんですよ。摂取には注意を要する感じなんですよこれは。いいぞもっとやれ
第31.5話は、いろいろあって銭湯の離れに住むことになった由崎夫妻が、布団をくっつけて一緒に寝るというお話で、あらすじだけ見ればほぼ40字で済んでしまいますが、そこに投入されている

お砂糖半端ないって!もぉー!!
あいつ半端ないって!
手ぇつなぐだけで何ページも使うもん…。
そんなんできひんやん普通、そんなんできる?
言っといてや、できるんやったら…。


うん、知ってた。そういう作風でした。つまりはあまーい!んですよ!甘々です。すばらしい。
それにしても、「トニカクカワイイ」は畑先生の作品のいいところが最大限発揮できるように設計されていることを強く感じます。だって、結婚してからまだそんなに時間は経ってないんですよ?伏線も張られているのに、時間の経過が蝸牛のような速さなのににこの満足感。柱がイチャラブであるが故、物語が進んでなくてもよいからこそだと思いますが、これ、どちらかというと日常4コマ系の感覚にかなり近いですね。ネタも取り入れやすい、畑先生にふさわしいフォーマットだと思います。
そんなわけで、今ならまだ4冊で揃う「トニカクカワイイ」、半端ない甘さです。疲れた生活の一服の甘味にいかがでしょうか!

2018年に読んだ本のおすすめ

おかげさまで2018年も無事に暮れようとしています。
今年もお世話になり、ありがとうございました。ということで、今年読んだ本からおすすめしたい本をピックアップしていきたいと思います。
昨年は終わりを迎えた作品が多かったですが、その分今年は新しい楽しみがあったといえるかもしれません。

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