明日はきっと。

本やマンガのレビューなど。

卒業―雪月花殺人ゲーム

卒業 (講談社文庫)

卒業 (講談社文庫)

昨日書いたように、東野圭吾を読んでみようってことで本屋に行ったのですが、目的にしていたデビュー作の「放課後 (講談社文庫)」がなかったのでその次の作品をチョイスしました。ちなみに、この「卒業」を選んだ理由は、メインキャラの加賀恭一郎が直木賞受賞後第一作の「赤い指」に出てくるからなのですが。

純粋な本格ミステリでした。母親が茶道をたしなんでいるとはいえ、僕には縁のない茶道の世界の「雪月花」を上手に説明しつつトリックに利用するとは…いやはやすごいなあ。という印象。