明日はきっと。

本やマンガのレビューなど。

最近のハヤテについて考えていること

先月だったかに連載再開となった最近の「ハヤテのごとく!」を読んでいて、久々に楽しくハヤテを読んでいるような気持ちになりました。なんとなく124話〜130話あたりを読んでるころのような、そんな感じ。「長編が終わって一話完結に回帰した」のと共通した雰囲気なのかな、と思います。

「長編で出てきた新しい設定を振り返りつつ、このマンガの基本に立ち返る」的期間と言えばいいのか、いずれ「ハヤテのごとく!」というマンガの基本ライン―――ほぼ一話完結によるギャグマンガとしての側面を強く打ち出す期間というか。
で、こうして読んでいると、畑先生の長所はやはり長編より短編に強く出るんだなあということを強く感じます。

畑先生の場合、「その時々で自分が『おもしろい』と思うもの」を描こうとする傾向が強いようにあたしは感じていて、それが短編だと一話完結なのでそのまま無理なく盛り込めるケースが多いのですが、長編になるとそれが浮いたり、グダグダ感を醸し出したり、長編の中でストーリーを進めている真っ最中なのに一向に話が進まなかったり、ということになりがちで、結果として質を落としているような気がする―――そういうように思うのです。
このあたり、「キャラクターが勝手に動く」という創作ではよくあると言われている現象と「ハヤテのごとく!」との関係というか、そういうところに通じるんじゃないかと考えているのですが、最近長文を書くことを忘れた元考察畑ハヤテブロガーの腰が重たいという今回のオチ。

オチてない!
いや、リハビリということでひとつよろしくお願いします。