明日はきっと。

本やマンガのレビューなど。

ハヤテのいない水曜日

タイトルはオマージュです(挨拶)
さて、時間が流れるのは早いもので、「ハヤテのごとく!」最終回が掲載された週刊少年サンデー20号が発売されてからもう1週間がたち、21号が発売されました。
今日のお昼休み、あたしはいつもどおりにサンデーとマガジンを買って、デスクでサンデーを開き、そして何となく目次を見たあと、このようにつぶやきました。

休載でもなく、単に載っていない。だって、終わったから。これ以上ない最終回だったから。
わかっていても、なんだかんだで13年という連載期間の半分以上の期間を追いかけてきた自分にとって、「習慣と気持ち」というのはなかなか現実にはついていかないものだということを久々に実感しました。

感想と書く場の変遷

昨日、最終回の感想リンク集の更新を終えたあと、ハヤテブログを書いている(いた)人達と昔話をtwitterでしていましたが、13年という時間の中で、「感想を書く」、「感想を書く場」といったものが変わっていったんだなということを強く感じています。
感想を書いたり共有したりしたい人が一定数いて、ブログという個人が自分の感想を書いて見てもらうことができる媒体があることで、「作品の感想を書いて見てもらう」ということの敷居が低くなった時期が2000年代の最初の5年くらいにあったと思います。*1そして、作品の人気が高くなるにつれ、その作品について感想を書くブログが増え、リンクやトラックバックでブログ間の交流が増え、人が集まり、作品の人気にもつながる…というような正のスパイラルが起きやすい時期がありました。そして、『ハヤテのごとく!』も、まさに連載開始から見た目ふんだんに「分かる人にしか分からないネタ」が取り入れられたネット受けしやすい作品であったこと、キャラクターが魅力的だったこともあって、そういった正のスパイラルに乗っていったと考えられます。
それが、2008年〜2009年頃のtwitterの爆発的な普及で、その手軽さからブログからtwitterに活動の中心を移していった人が増え、「感想を書く」ことの敷居はさらに下がったけれども、ブログという媒体での発信は衰退していった…と思います。
そういったことを思ったので、




という流れになったわけなのですが、まあ、もしかしたらやるかもしれませんね。(折る前提のフラグ)

ということで、昨日立てたフラグを回収することを目的にした本日のエントリは以上です。
いやでもほんと、否応なしにもう続きは存在しない(畑先生が続編または番外編を描く気になった場合を除く)ことを突きつけられた1日だったということは間違いなくて、最終回からこの1週間のちょっとしたお祭り気分が飛んでいった、そんな感じです。はい。

*1:いわゆる『魔法先生ネギま!』界隈がその先鞭なように思います

ハヤテのごとく!最終話の各種ブログ感想リンク集

タカヒナさんが、今日こんな更新をされていました。

なんとなく気が向いたから、ブログもいくつか見て回ってみたんですが、

「なんだよ、更新してるじゃんかよw」

と思って、嬉しくなってしまった。

いやだって、基本的にハヤテの感想やってるハヤテブロガーって、
自分しかいないと思ってやってましたからね(実際はちらほら更新続けてる人いましたよ)。
だから、更新停止してた人とかハヤテ感想書かなくなった人達が、最終話だから書くか。となってくれたのが嬉しかったんです。

祭りの後の寂しさみたいなもの - タカヒナの日常境界線

そんなわけで、明日はきっと。は「ハヤテのごとく!感想まとめブログ」なので、せっかくだし最終回について感想を書いたブログさんの当該記事のリンク集をまとめようという企画です。
よろしければお付き合いください。

注意書き

  • Google先生で検索しましたが、結局昔から知ってるブログばかりになりました。
  • まだ、ハヤテのごとく!界隈の最大手・ぷらずまだっしゅ!が更新していませんし、回顧記事を書く予定の方もいらっしゃるので、来週のサンデーが出るくらいまでは様子を見ながらupdateしていく予定です。4/18で追加を終了しました。
  • 4/14に1つ追加しました。
  • 4/15に2つ追加しました。
  • 4/16に1つ追加しました。
  • 4/18に1つ追加しました

ここから本編

ハヤテのごとく!最終話【この何よりも広い星空の下で、君に話したいことがあるんだ】:360度の方針転換

こいんさんの最終回感想。感想以上に次の部分、

師匠の皮肉にまみれたコメントよりも強烈なのは、全52巻の作品をカラーの2ページにまとめた特集である。たった2ページにまとまる内容を52巻も続けた印象を与える……皮肉に見過ぎか。

言われてあたしもそう思いました。まあでも、素直に52巻の物語を2ページにまとめられるのはすごいと思います。これがマンガ編集者のスキルなのか…っ!

器用貧乏人間 ハヤテのごとく!最終話 二人にとってのハッピーエンド

今年もちゃんと咲夜の誕生日を祝ってて偉いなあと思った奥さんの感想。

残り話数のカウントダウンが始まってから今日まで、残り話数が毎週1話ずつ減っていく度に胸が締め付けられる思いでしたが、いざ最終話を読んだ今は、とても晴れやかな気分でした。

わかる。

手を繋いで歩いていこう。 ハヤテのごとく! 第568話(最終話) - タカヒナの日常境界線

タカヒナくんの最終話全体の感想。あたしの知る中で毎回ポジティブに感想を書き続けてきた数少ないブロガーであるタカヒナくんが記事の末尾に記した

最終話を受けてどうだったんだろう? というのはあるけど、
簡単に言えば、良かった、です。
もっと多くの言葉で表現したいのですが、しばらく時間が掛りそうです。

きっとこの最終話でも賛否両論あるんでしょう。
でも、私は、この最終話はとても満足です。

という言葉は、結構胸に来ました。

その告白の行方 ハヤテのごとく! 第568話(最終話) - ヒナギク様に恋してるっ!!

そんなタカヒナくんのヒナギク様限定感想。

ヒナギク様が、恋愛において、行動した。
それだけで充分です。

ほんとこれ。あえてあたしが付け加えるならば、ヒナギクが踏み出した一歩がとても大きなもので、そしてこれからさらにいい女の子になるに違いない、と思わせてくれる最高のコマでした。
それはそれとして、長年のヒナ祭り祭りお疲れ様でした。

この世のすべてをナギ倒せ | FOREVER ハヤテのごとく!

ナギファンクラブ会長・おきな!さんの感想。非常に満足されたという感想とともに書かれた

心残りとしてはハヤテとかナギたんの誕生日をかっ飛ばしたので、
できればその辺りを見たいな。っていうのがあったり。

という点についてはすごく頷いています。ハヤテの誕生日にナギはなにをプレゼントしたんだろう…?そこ、結構気になってるんですよね〜。

Moon of Samurai ハヤテのごとく! 最終話「この何よりも広い星空の下で、君に話したいことがあるんだ」

たとえどんなに納得いかないとしても、毎回感想を書き続けてきた士月さん(ほんとすごい)の最終話感想。最後の

うわべだけを見たらハヤテとナギがくっついたかと思ってしまうところだけれど、実際にはハヤテがナギに抱いているのはやはり恋愛感情ではなく保護欲求のままなので、ハッピーエンドではあってもいわゆる両想いエンドではありません。とはいえふたりの関係がおたがいの誤解がとけただけのものにとどまるか、あるいはハヤテにとってナギが守るべき存在から恋愛対象にかわるかはだれにもわかりません。ふたりが手をとりあって歩いてゆくさきは、なにも描かれていないまっ白な未来なのですから。

という部分は、優れた分析だと思います。
後日総評も書かれるとのことで、楽しみにしています。

しっぽきり 愛・おぼえていますから ハヤテのごとく! 感想

美尾さんの「ハヤテのごとく!」への思いと最終回の感想が綴られた良エントリ。個人的にまさか最終回にあわせて感想を書くとは思っていなかった方なので、なんだかうれしかったりしました。
最後の1段落、それあたし自身も思っています。仲間ですよ。盛大に批判したりしましたしね…(遠い目)

ハヤテのごとく! 最終回感想 - tanabeebanatの日記

トリは考察畑の大御所・id:tanabeebanatさんの感想ですが、実はこの企画、タカヒナくんの記事に触発されたんじゃなくて、tanabeebanatさんの感想を読んだ時に「マジかよ!」ってなったのがきっかけだったんですよね。
昨日のあたしの感想と、オチが丸被りです。うわあ☆
もっとも、意味合いはだいぶ異なりますが…。字面だけ見ればしっかり被ってて、最終回で感想書いてこういうことってあるのね、と思いました。

【4/14追加】ハヤテのごとく! 第568話(最終回)感想&雑感 : ヒナギクさんちの晩ご飯

グレパンさんがまさか更新しているとは思わず、今日タカヒナくんから教えてもらいました。

 その昔、ハヤテのごとくギャルゲー理論とかを唱えていた界隈的にはそうとしか言えないラストを迎えた気がします。

全力で頷くしかなかった「ハヤテのごとく!ギャルゲ」論者のあたしです。

【4/15追加】『ハヤテのごとく!』最終回!ハヤテとナギ様は永久に不滅です! | ヤマカム

マンガレビュー系サイト最大手たるヤマカムさんでも、最終章全体を通じてのレビューがアップされましたね!

それにしてもアレですね。昔は『ハヤテのごとく!』は大好きな作品で、『ニセコイ』ぐらい入れ込んでいたのですが、いつしかその情熱も消えてしまい、もうどんな展開をやろうと達観して読むようになってました…のに!終章はどーなんって感じですわ。

ニセコイと一緒にするのだけは…それだけは勘弁してください…。

【4/15追加】星屑の流星群ハヤテのごとく!最終話「この何よりも広い星空の下で、君に話したいことがあるんだ」感想

こちらは発売日当日の更新にもかかわらず、あたしのほうで探せていなかった出雲な花月さんの感想です。

その後の場面にリィン神父ぅううう!!!!
最後の最後で台詞無しとはいえ、
リィン神父の出番がぁああ!!!!!!

気づいてなかった…気づいてなかったよ父さん!確かに探したらいました。
しかしそこを思うと、東宮のぼっちゃんはどうな(ry

【4/16追加】終わり良ければ全て良し!13年間本当にありがとう!…という、ハヤテのごとく!最終話感想! - RisingForce-Zwei

以前いいんちょのおっぱいより大きいのは誰だ予想のまとめ記事で取り上げさせていただいたホワイト伍長さんの感想。

このラストは個人的には大いに納得できるものです。
前回に見せたナギの悲壮な覚悟がきちんと報われたこと。
そして、その覚悟を見たハヤテが何を思ったのか?について、きちんと答えが示されたこと。
勘違いから始まった【二人の物語】の終りとして、これ以上ないラストシーンだと思います。

最終回を評するにふさわしい4行だと思います。
なお、感想末尾のマリアさん関連ですが、バックステージで「非日常から戻ってきていない人」とされていることと、これまでどちらかというと日常側の人として描写されてきたことの違和感を踏まえて考える必要はあろうかと思います。答えが明かされることはないでしょうが…だからこそいっぱい考えられますよね!
あとたぶん、マリアさんはえいえんのさんじゅうh

【4/18追加】「ハヤテのごとく!」ずっと目指してきた、たったひとつのトゥルーエンド - ぷらずまだっしゅ!

もう1週間がたつぞ、というタイミングで、ハヤテ系ブログ最大手・ぷらずまだっしゅ!のようやく感想。最終話だけでなく、最終章全体についても触れられた良エントリです。

これまで一緒に過ごしてきた日々を、積み上げてきた思い出を肯定し、だからこそ今を肯定する。自分が望んでいたものと今が少し違っていたとしても、それでも間違ってなどいないのだと。

最終話を表現するすばらしい文章だと思いました。あたしにはここまできれいに表現できないなあ。

蛇足(4/18)

更新してないサイトとして名指しされてた\(^o^)/

「ハヤテのごとく!」ずっと目指してきた、たったひとつのトゥルーエンド - ぷらずまだっしゅ!


感想を書くブログも少なくなり、そもそも更新すらされなくなったブログも多い中、自分も含めて最終話の感想を書くために戻ってきた人がいることがなんだかうれしかった1週間でした。
まるでお祭りのような。そんな気持ちです。このリンク集のトリがカームくんなのが、なんともハヤテ系ブログっぽくて結果的にはよかったよね☆

「終わり」は「はじまり」

4月12日発売の週刊少年サンデー第20号で、ハヤテのごとく!がついに最終回を迎えました。
13年・550回超え・単行本50巻超え。その積み重ねを続けてこられた畑先生に、一読者として御礼と敬意を表したいと、素直にそう思っています。
畑先生、本当にお疲れ様でした。

ハヤテのごとく!を中心に書いてきた時間は決して長くない当ブログですが*1、感想を書いていなくてもずっと追いかけてきた作品なので、最終回を読んで時間がたった今になってもなかなか整理がつきません。
でも、最終回。最終回は今なので、今日は最終回を読んだ感想をそのままアップします。
作品全体を通じた振り返り的なものは、日を改めて整理して書きたいと思っています。はい。

主人公の選択が物語を動かす

さて、今から7年も前のことですが、ハヤテの過去が描かれたゴールデンウィーク編の総括として、あたしはこのような記事を書きました。

主人公とは何なのでしょうか。自分が決めるべきことを「決めない」主人公は、物語の主人公たり得るのでしょうか。根本的な疑問を、あたしはどうしても持ってしまいます。

綾崎ハヤテが主人公である意味は何なのか―――ということを。

主人公が決めない、ということ - 明日はきっと。

このとき、あたしはこの「ハヤテのごとく!」という物語を、ギャルゲーの文法を導入した『ヒロインの物語』となっていることに強く反発しています。今読んでも、この時期のハヤテというキャラクターからは意思を感じられません。やっぱり、「ヒロインが決めたことを追認する」という要素が本作の前半から中盤の終わりにかけて特に多くて、それはハヤテが「執事だから」という理由があったとしても、いまいち納得しきれずにいました。
それが、最終章の中で大きな感情の振れを経てたどり着いた最終回で、ついにハヤテが『選択』した―――。とてもうれしかったです。そして、この『選択』の意味は、500を超えるエピソードを積み重ねてきたことの意義と、その積み上げによるバックボーンを持った「物語的に強度の高い」主人公の誕生と終わりであるのでは、と考えます。逆説的にいえば、『ハヤテのごとく!』という作品において、自ら選択することのできる主人公の誕生は、すなわち物語の終わりであるということで、もっと言えば、ハヤテが何かを選択できる強さを持ったら、その時点で物語としてはほぼ終わりだったのであろう、そういう意味できちんと「少年の成長物語である」と言うことができるのだ、とそのように感じました。

綾崎ハヤテは、選んだ。選ぶことができるようになった。それこそが、物語の最終到達点なのだと。そして、彼が主人公なのだと。
そこに残る余韻は、とても気持ちの良いものだったと思います。

余談

と、ここまで書いたところで、長らく見てなかったまんが家BACKSTAGEを見て、Vol.431でそのまま直球で畑先生に語られててうわあ…ってなりました。

物語の終わりは読者にとっての始まりである

この最終回の先が描かれることはおそらくないと思いますが、この先を想像することは自由なわけで、ある意味読者にとってはここからスタートできると言ってもよいのではと考える次第です。
「終わりは始まり」という言葉は、あたしの中では、SIAM SHADEの2002年の解散LIVE「START&STAND UP」のMCで発せられた言葉としてこの20年、ずっと心に残ってきたものです。
今回、ハヤテのごとく!最終回を読んでいるときに、「終わったんだな…」という気持ちと同時にこの言葉が浮かんできて、この先のハヤテとナギたちを思うことは自由で、ある意味始まりなんだな…と。
そのことを胸に、最終回に出てこなかったキャラクター達も含めて、愛すべきハヤテのごとく!の登場人物のこれからをあれこれ想像して楽しんでいきたいと思っています。

そう、俺たちの戦いは今日から始まったんだ…!(オチ)

おわりに

ハヤテのごとく!」という作品に出会わなければ、このブログがこんなに大きくなることはなかったし、ネットを通じたたくさんの友達に大人になってからも恵まれるといううれしいことはなかったでしょう。そういった点でも、畑先生と「ハヤテのごとく!」という作品へは、感謝の言葉しかありません。
本当にありがとうございました。

*1:実質100話頃〜200話あたりまでで、あとは突発的…

ハヤテのごとく!558話:「1/16」がもたらしたもの

ハヤテにおける「見開き」

ハヤテのごとく!」という作品において、見開きを活用したコマ割りがとても大切に使われていることは、論を待たないと思います。たとえば、あたしが真面目に感想を書いていた*1100話前後から200話あたりまでに限定しても、98話*2や116話*3など、主に「(サブ)ヒロインが恋を自覚する」など、個々のキャラクターがそれまで状況や心情から1歩踏み出すような、重要な局面で使われてきました。あの頃、「各キャラにつき1つ見開きがあるのではないか?」という話題もあったような、なかったような。ともあれ、そういった大事な使われ方をしてきました。

懐かしい展開からの大展開

冒頭から「ハヤテのごとく!」における見開きについて書いてきましたが、今週のサンデーに掲載された「ハヤテのごとく!第558話『THANK YOU, BABY』」に見開きがあった訳ではありません。
先週の引き――マリアさんがナギに「楽しいことをしよう」と提案した結果が今週の冒頭。三千院*4で釣りをし、ギャグマンガらしさあふれ、なつかしさにあふれた展開をしました。

しかし、その次のページをめくったとき、手が止まりました。そこには、あえてほとんど背景が描かれていない1ページの中で、マリアさんが「楽しかった。」と言いながら笑顔を浮かべていました。
白いページに、楽しかった、と笑顔を見せるマリアさん
意味深でした。ただただ意味深でした。
もともと描き込みの多い作品で、あえて背景を欠落させているのです。何かあるに決まっています。
その後ナギのモノローグで時間が進み、ハヤテの誕生日がある11月をすべてスキップしてナギの誕生日を迎え、そしてその翌日、マリアさんは手紙を残して姿を消す―――。

558話がもたらしたもの

今回は、ナギにとってのこれまでの日常を一変させるための重要な回でした。最終章の開始直後、ナギが「王族の庭城」へ至って「今まで通りの日常」を再現していることが示唆されていますが、そこに至る大事なキーポイントであろうといえます。今回以降、物語は佳境を迎えることは間違いありません。
それは今後の楽しみと言えますが、それにしてもマリアさんです。
あの白背景の1ページは、完全に「ナギにとっての思い出の1枚」になるであろうものでした。マリアさんの見開きは12月24日だろう、などという予想は一応まだ可能ですが、それはそれとして12月24日という作品で最も重要視されてきた日付を前に、このような形でマリアさんを印象づけて姿を消す、ということはまったく想像もしていませんでした。
また、すでに書きましたが、あの1ページ以降はほぼナギのモノローグで進みました。時間も進みました。ナギの誕生パーティーですら1コマでした。ナギが喫茶どんぐりで稼いだバイト代でハヤテにプレゼントするというフラグは回収されたのか、細々とした疑問を覚える間もありません。
1話16ページ。その中のたった1ページで「ハヤテのごとく!」全体の潮目が変わった、あたしはそう感じました。

最終章。間延びせず一気に駆け抜けてしまいそうな、そんな気がしてきます。
来週に期待です。

*1:最近のはちゃんと覚えていない

*2:10巻2話「THE HEADY FEELING OF FREEDOM」

*3:11巻9話「夢の中より夢のよう」

*4:85話(8巻11話)「昔、魚は釣りバカ大将みたいに釣るのが普通だと思ってました」で登場した湖。夕飯のおかずが決まるという設定は未だに生きてたことが今回判明し驚愕。

春の陽気が待ち遠しい今日この頃、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
感染症の流行や花粉症の始まりなど、何かと苦しい季節ではございますが、くれぐれもご自愛ください。

(意訳:2月に入ってようやく2017年の初更新です。遅くなりましたが本年もよろしくお願いします。)

2016年に読んだ本のおすすめ

まさか6月に更新して以来一度も更新することなく年末を迎えるとは…(挨拶)
今年は少しは更新頻度が上げられるかも、とぽつぽつネタは準備していたものの、気温やら体調やらで結果このようなことになってしまったのでした。今月は子どもの入院や胃腸炎などでさらにてんやわんやです。皆様もお気を付けください。
さて、昨年はできませんでしたが、恒例の「2016年に読んでおもしろかった・おすすめしたい」本をご紹介したいと思います。
もし興味のあるものがありましたら、ぜひ参考にしていただけたら幸いです。

「いまさら翼といわれても」米澤穂信 角川書店

いまさら翼といわれても

いまさら翼といわれても

累計205万部突破の〈古典部〉シリーズ最新作!
誰もが「大人」になるため、挑まなければいけない謎がある――『満願』『王とサーカス』の著者による、不動のベスト青春ミステリ!

神山市が主催する合唱祭の本番前、ソロパートを任されている千反田えるが行方不明になってしまった。
夏休み前のえるの様子、伊原摩耶花福部里志の調査と証言、課題曲、ある人物がついた嘘――折木奉太郎が導き出し、ひとりで向かったえるの居場所は。そして、彼女の真意とは?(表題作)

時間は進む、わかっているはずなのに。
奉太郎、える、里志、摩耶花――〈古典部〉4人の過去と未来が明らかになる、瑞々しくもビターな全6篇。

11月末に出たばかりの<古典部>シリーズの新刊です。6年ぶり。<古典部>シリーズは文庫で購入しているあたしですが、今回は待ちきれませんでした。古典部>シリーズを読んでいる方は、文庫を待たずに早く読んだ方がいいと思います。
今作は「遠回りする雛」に続く短編集ということになりますが、どれも<古典部>シリーズらしいみずみずしさとほろ苦さがあり、珠玉の短編集と言っても過言ではないでしょう。
さて、今作に収録された作品は、現在を追うものと過去の出来事を追うものとに二分されるのではないかと思います。その中でも、摩耶花が語り部になる2作、摩耶花がこれまで奉太郎と一線を引いていた理由が明らかになる「鏡には映らない」と、摩耶花が漫研をやめた経緯が明らかになる「わたしたちの伝説の一冊」の2作品は、これまでの<古典部>シリーズの欠落を埋め、これからの<古典部>シリーズをまわす大事な物語だろうと思いました。この2作だけでも必読だと思います。
しかし、この2作や先にアニメになった「連峰は晴れているか」といった作品は、あたしの中では前座にすぎません。いままでの<古典部>シリーズの前提が、表題作「いまさら翼といわれても」によってくつがえるからです。
「いまさら翼といわれても」の最後、奉太郎がえるに語りかけたことと、明示されない結末。そして、本作のタイトル。すべてが古典部のこれからを形作る重要なかけらとなっていくに違いありません。
高校生という有限の時間を過ごす奉太郎たちですが、その残り時間もあと1年半と少しです。その中で彼らがどのような成長を遂げ、どのような道を選び取るのか、今後の展開に期待です。

あ、実写映画化?知らない知らない。そんなの知らないよう。あたしは京アニさんによる第2期を待ってます。

終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?枯野瑛 角川スニーカー文庫

ヒトは規格外の《獣》に蹂躙され、滅びた。たったひとり、数百年の眠りから覚めた青年ヴィレムを除いて。ヒトに変わって《獣》と戦うのは、死にゆく定めの少女妖精たち。青年教官と少女兵の、儚くも輝ける日々。

読書メーターで一押しになったことから、あたしの行きつけの書店が一時コーナーを作って推していた作品です。ためしに、と第1巻を買ったところ、あたしは翌日には当時の既刊をすべて揃えて、3日ほどで追いつきました。睡眠時間は失いましたが、得たものは多かったです。
本作を読んだ第一印象は、「俺TUEEE系にもパターンが増えてきたなあ」でした。今年はたまたま「空戦魔道士候補生の教官」シリーズも読み始めていたのですが、共通点として

  • 主人公は超強いけど何らかの理由でその真の力がふるえない
  • そのかわりに女の子に知識とスキルを教える
  • でも女の子がピンチになったら真の力を使って助ける

といったところがあるかと思います。俺TUEEEとキャラクターの成長を同時に描くイメージなんでしょうか。非常によくできた類型で、純粋な俺TUEEE系より共感しやすかったり、入っていきやすかったりする面があるのかな?とも思いました。はやっているのでしょうか。
さて、「空戦魔道士候補生の教官」はそのまま王道展開に入りつつありますが、一方のこの「終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?」は特に2巻以降、すべての巻でラストにどんでん返しが待ち構えているという構成となっております。あたしは翻弄されっぱなしでした。読みながら「マジかよ…!」と声に出してしまったこと、1度では済みません。
読者が主人公と同じように「そこを守りたくなる」。そんな描写の積み重ねがあるからこそ、各巻ラストの衝撃があり、続きが待ちきれない、そのような作品になっています。ぜひ読んでいただいて体感していただきたいところです。
続編の「終末なにしてますか?もう一度だけ会えますか?」もあわせて。
あ、あと2017年4月にアニメ化ということで、こちらも楽しみにしております。

「島はぼくらと」辻村深月 講談社文庫

母と祖母の女三代で暮らす、伸びやかな少女、朱里。
美人で気が強く、どこか醒めた網元の一人娘、衣花。
父のロハスに巻き込まれ、東京から連れてこられた源樹。
熱心な演劇部員なのに、思うように練習に出られない新。

島に高校がないため、4人はフェリーで本土に通う。
「幻の脚本」の謎、未婚の母の涙、Iターン青年の後悔、
島を背負う大人たちの覚悟、そして、自らの淡い恋心。
故郷を巣立つ前に知った大切なこと――すべてが詰まった傑作書き下ろし長編。

ちょっと暗めのテイストが多めだった辻村作品ですが、本作は瀬戸内海の島を舞台に、そこで暮らす高校生4人を明るく描いたというところがあって、心地よく読み進めることができました。
明るいとは言ってもそこは辻村先生、地方の島という現実にある問題にも触れつつ、積極的なIターンの受け入れといったポジティブな施策もふまえながら、そこで暮らしていくことの意味を問う良作です。
主人公たちの人間関係とそれをとりまく環境がうまくマッチしていて、おすすめです。

「ここはボツコニアン」宮部みゆき 集英社文庫

"ボツネタ" が集まってできた、できそこないの世界〈ボツコニアン〉。
そこをより良い世界に創り変えるため、「長靴の戦士」として選ばれた少年ピノと少女ピピ。
二人は別々に育てられたが、二人そろうと、強大な力を発揮する双極の双子。
植木鉢の花の姿をした「世界のトリセツ」と共に二人は、前人未踏・驚天動地・抱腹絶倒の冒険の旅に出る! 
そして、さまざまな人やモンスターとの出会いの中で、二人は成長し、武器や魔法を手に入れていく・・・。
宮部みゆきの新境地、RPGファンタジー!!

宮部みゆき先生のファンタジーといえば、「ブレイブ・ストーリー」や「英雄の書」など、厳しい現実に直面した少年・少女が異世界で戦い成長するという、骨太のものが多い印象です。
しかしこの「ここはボツコニアン」、作者の言葉がそのまま地の文にあらわれ、作者と登場人物がそのまま会話することも珍しくない、メタにメタを重ねたギャグファンタジーだったのです…!
なにしろ、舞台となる世界は「現実世界でボツになったネタが集まってできた世界」。最初のダンジョンがとてもクリアできそうにないからボツ、といったレベルの無理ゲー感ただようネタがあれこれ噴出する中で、それでも宮部らしく、ピノとピピの二人が旅立ち、成長する物語が展開されます。特に4巻から5巻にかけて、メタ発言の連続の中で伏線がしっかり回収されていく様は必見です。
ゲームをしたことがあれば必ず思うであろうことがちりばめられた本作、特にRPG好き(または三国無双好きまたはバイオハザード好き)におすすめです。

貴族探偵対女探偵」麻耶雄嵩 集英社文庫

貴族探偵」を名乗る謎の男が活躍する、本格ミステリーシリーズ第2弾! 今回は新米女探偵・高徳愛香が、すべてにおいて型破りな「貴族探偵」と対決! 期待を裏切らない傑作トリックの5編収録。

貴族探偵」は2014年のおすすめ本で紹介しましたが、その続編である本作もすごかった…!
同じく2014年におすすめとして挙げた福家警部補シリーズの文庫最新刊も良かったのですが、あちらが正統派続編だとすれば、こちらは消える魔球です。
貴族探偵の存在を説明すること自体がネタバレなので細かく紹介しづらいのですが、今作ではその貴族探偵に挑む新米探偵・高徳愛香が登場し、彼女が貴族探偵に対して敵愾心を燃やしていく様を愛でるという新しい楽しみ方が準備されています。
最後に収録された「なほあまりある」を読み終わると、愛香の今後がもう気になってしょうがなくなりますが、彼女にはぜひともがんばっていただきたい。

「時限病棟」知念実希人 実業之日本社文庫

目覚めると、彼女は病院のベッドで点滴を受けていた。
なぜこんな場所にいるのか? 監禁された男女5人が、拉致された理由を探る……。
ピエロからのミッション、手術室の男、ふたつの死の謎、事件に迫る刑事。
イムリミットは6時間。謎の死の真相を掴み、廃病院から脱出できるのか!?

大ヒット作『仮面病棟』を凌ぐスリルとサスペンス。
圧倒的なスピード感。衝撃の結末とは――。
医療ミステリーの超傑作、文庫書き下ろし!
累計60万部突破の「病棟シリーズ」最新刊。

昨年書けなかったおすすめ本のトップに、作者・知念実希人先生の「天久鷹央の推理カルテ」シリーズが入る予定でした。天久鷹央シリーズにハマって以来、好きで追っかけている作家さんです。
さて、本作「時限病棟」は、前作「仮面病棟」をふまえた作りになっていますが、どちらから読んでも楽しめます。背景には「仮面病棟」があるので、どちらかといえば前作から読んでいただく方がよいと思いますが。
この「時限病棟」、何がすごいかというと、前作「仮面病棟」のすごさが医療ものならではの現実への切り込み+ミステリ的大どんでん返しにあるならば、こちらは前作にもある医療の現実に脱出ゲーム的スリル感が味付けとして効果的に使われているところにあると思います。
なぜ彼らは監禁され、ピエロに示されたミッションを解いていかなければならないのか―――。それが明らかにされた時、思わずうなってしまうこと間違いなしの傑作です。

ふれるときこえる本名ワコウ 少年サンデーコミックス

今年のマンガでは、この「ふれるときこえる」がイチオシでした。まさか終わってしまうとは…と思う反面、4巻できれいにまとまっているので非常におすすめしやすという面もあり、複雑です。
さておき、本作は主人公・噪が、人に触れると心の声が聞こえる能力を持った少女・さとりに出会い、さとりに好意を持たれた結果、噪自身も人に触ることで心の声が聞こえるようになってしまう―――それを背景に展開されるプチ三角関係ラブコメが見所の作品です。
本名先生がサンデーで以前連載していた前作「ノゾ×キミ」は、桂先生の再臨とも思えるおしりとパンティラインがふんだんに描かれるラブコメでした。しかし、本作「ふれるときこえる」は、その要素は残しつつも控えめに、「心の声が聞こえる」という設定を活かした、キャラクター同士の関係性に重点をおいた良質なラブコメに仕上がっています。
「触れる」ことの喜びが、「聞こえる」ことで怖くなる。その怖さを乗り越えて、噪やさとりがどのような結末をつかみとるのか、ぜひその目で確かめていただけたらと思います。

あまり言いたくはありませんが、「ニセコイ」がああだっただけに、噪という主人公にあたしは救われました。

おわりに

今年は以上、7作品でした。
ふれるときこえる」については、エントリを個別に立てようと思っていたものの、12月に我が家を襲った健康トラブルもあって結局書けなかったというところです。
2016年もたくさんのおもしろい本に出会えて、とても幸せでした。
冒頭にも書きましたが、この年末年始で時間があるよー、という方に参考にしていただけたらとてもうれしいです。

2017年もなかなか更新できないかもしれないですが、機会をみてちらほら更新できたらと思っております。
引き続き「明日はきっと。」をどうぞよろしくお願いいたします。

1〜3位とは結局誰なのか選手権

6月8日発売のサンデーに掲載されたハヤテのごとく!第531話「現実世界ではそうないが、ラブコメ漫画ならありえる」は、2週間の休載+文とシャルナちゃんの屑々しい話を挟んで突如として本筋へ戻されるハヤテにありがちの回でしたね。
話としては、みんなで作戦を練り直すため作業をしていたところ、ようやく泉が行方不明になっていることに気づき、ハヤテが地図を持って助けに向かいました、という内容です。その前後で、女の中に男が一人状態のハヤテに性的な話題が振られたりしただけのことです。

あたしが日曜日にもなって珍しくはてダの更新画面を開いているのは、話的にどうこうあったからではないのです。
オチが問題なのです。

扉の鍵っぽい水晶玉の質問に仕方なく答えるハヤテに突きつけられた最後の質問。
『扉の向こうの子の順位は何番?』→「女の子に順位なんてつけませんよ」からの『だけなら』「4位

瀬川泉*1で、4番目…?

そこで、あたしが読み終わったあとの感想です。



タカヒナくんの感想がこちらですが、該当箇所を抜粋させていただくとこちらです。

泉で四位となると、上位は誰かという話になる。

アテネ
マリアさん
咲夜

あたりでしょうね。
一位はアテネとして、二位と三位が悩ましい。

答えない誠実さもあるけど、答えた方がいいときもある。ハヤテのごとく第531話「現実世界ではそうないが、ラブコメ漫画ならありえる」 - タカヒナの日常境界線

マリアさんという発想はなかった。その発想はなかったんだよ…!

と思いつつ、昔から巡回しているこいんさんのこのような感想を書かれていました。

泉より上の三人は、マリアとアテネと?雪路は……射程外すぎてないか。じゃあ、咲夜だな、間違いなく。
ハムスターは世界観的にはあくまでも普通の乳あつかいのはずだし。

ハヤテのごとく!531話【「女の中に男が一人〜女の中に男が一人〜」といういじめ、いじめられたい」】:360度の方針転換

当ブログがハヤテのごとく!感想まとめサイトとして最も盛んに活動していた2007年〜2008年頃より、マリアさんのおっぱいは可変である主張してきたあたしとしては驚きの2意見。二人とも古参の感想ブロガーです。
※ただし、タカヒナくんからは、あたしへのリプライで「マリアさんは可変だけど、ハヤテ自身が好意による補正かけてる可能性が高いと思った。」と述べていたことを補足します。

ということで、「ハヤテのごとく! 感想 531話」でGoogle先生に問い合わせして出てきたブログの感想を並べて集計してみよう、というのが今回の企画です。懐かしいノリですね。

該当箇所(泉の上には誰がいるのか)に言及された感想

1位はアーたんとして、2〜3位は咲夜とマリアさんじゅうななさい辺りでしょうか?ハムスター西沢は“普通”故に泉よりは下でしょう。

…ああ、あとはあの橋の下に住んでるバイトの娘がいましたな。名前は憶えてないけど、彼女もなかなか立派な物をお持ちでした( ´¬`)ジュル

あとは雪路も巨乳カテゴリーに入りそうですが、ハヤテ的には欄外送りでしょうw

ある意味、自分の好感度がよく判る質問。…という第531話感想。 - RisingForce-Zwei

こちらのブログでは欄外として雪路への言及がありましたが、まったく逆に雪路を入れてくるブログもありました。

胸だけならハヤテにとって瀬川嬢は四位とのことです。トップスリーは上から順にアーたん、マリアさん、雪路ってところでしょうか。雪路がはいっているのはもちろん人格を勘定にいれないランキングだからです。

Moon of Samurai ハヤテのごとく! 第531話

こちらは、「胸だけなら」というランキングの特性から雪路を入れてきたという先ほどとは真逆の展開でした。

残念ですが

と、雪路の扱いを巡って真逆の意見が出て、おもしろくなってきたところでまさかの「本件へ言及されたブログはもうありません」というオチが待っていました。

結果のまとめ。

  • 感想を書いているブログで、順位を明確にしているもののうち、1位をアテネとしなかったブログはない。
  • 2位と3位は(サンプルも少ないし)明確な差はないが、レギュラーキャラではマリアさん、咲夜、雪路の3名の名前が挙げられている。
  • 雪路については、ランク外とする意見も目立つ。
  • なぜか西沢さんに言及した上で「『普通』というキャラクター属性故除外」という意見が2つもある。
  • 橋の下に住んでいるメイドって誰だっけ?

ここからは個人的な意見になります。
本件、「ハヤテがあの一瞬で判断した」ランキングの上位3名ですので、自分と同年代の女の子を想定して並べた可能性が高いと考えます。したがって、雪路はランキング上位にくるポテンシャルを持っているだろうとは言えるかもしれませんが、対象外となったものと思います。
よって、今回の「ハヤテが考える胸の大きさランキング」の伏せられた1位から3位については、

  1. アテネ
  2. マリアまたは咲夜
  3. 咲夜またはマリア

ということで結論づけたいと思います。

ご静聴ありがとうございました。(深々と礼)

余談:1

西沢さんですが、作中においても少し成長しているように見えるところでして、普通の域を脱しつつあるのではないかと思いますが、やはり「Cカップ好きは普通」ということで、西沢さんは本ランクから外れるということに異論ありません。

余談:2

それでもマリアさんのおっぱいは可変だと思います。

*1:性格:天真爛漫なおばか スタイル:良い