明日はきっと。

本やマンガのレビューなど。

第116話「夢の中より夢のよう」…でした。

まるで最終回のような第116話の感想。職場で読むにはつらすぎる…。

ハヤテに西沢さんを自転車で連れて行くよう命じるナギ

ナギの西沢さんに対する友情がこんな感じででてくるとは。もろツンデレですねwお礼の意味も込められているのかもしれません。ハヤテに命じるシーンの顔が赤いのはそういう意味もあるからだろうと思いました。

ヒナギクに足を踏まれるハヤテ。

大変痛そうな描写でしたが、ヒールのほうがもっと痛いお。ヒナギクに踏まれるなら踏まれたい
バレンタインのときといい、今回といい、西沢さんがらみはヒナギクがトリガーになるように設定されているのかな。根底にあるのはきっと「応援する」というヒナギクと西沢さんの約束なんでしょう。こことは別のページですが、先週マリアさんにアドバイスされたヒナギクの思う「正しいと思う道」は、おそらく自らの恋より西沢さんの恋を応援する、ということになるんだと思います。じゃないとこの展開はないし、この後の番外編に至るまでの関係構築が難しい。

久し振りの自転車ハヤテ

九十九里浜に行くとき以来かと思います。相変わらずだなあ。すごすぎる。スーパービュー踊り子を追い抜くスピードっで何キロだろうw

西沢さん:あははははー!!ハヤテ君!!スポーツカーってたいした事ないねー!!

ハヤテ:あんなの楽勝ですよ楽勝

おいwww

西沢歩のほしかったもの

108話のコナンサンタがちゃんと伏線として機能している恐ろしさ。
それはさておき、「何がほしかったのか?」に対して西沢さんの出した答え。そして見開き。畑先生の見開きはほんと破壊力抜群だなあ。
西沢さんの望みの底には、ハヤテが親の借金によって一度西沢さんの側から消えている、というのが強くあるんだろうなと思います。だからこそ、好きな人が自分の側にいる*1ことそのものが望みになる。好きな人の側にいたい。好きな人に側にいて欲しい。好きな人と一緒にいたい。そんな、ごく当たり前の、ごくごく「普通」の望みが西沢さんのほしかったものだった。
ものすごく共感できますよね。好きな人がいればみんな、同じ事を思うだろうし願うでしょう。西沢さんに与えられた「普通」という属性によって、その共感度がより一層高まっていると思います。西沢さんの存在がハヤテのごとく!という物語の中でどんどん重みを増していっている。
西沢さんの普通の望みは、「目前から好きな人が一度いなくなっている」という体験によってより強固な望みとなり、そして今叶った。しかもそれは、自分が勇気を振り絞って行動した結果叶ったものだった。それに気づいた幸せ。

伊豆旅行の持つ意味

伊豆旅行は「特別な旅行」だとマリアさんは言ってました。それは、何も三千院家に係わるものだけではなかったのですね。西沢さんにとっても「特別な旅行」になった。ハヤテのごとく!という物語において、この伊豆旅行は「特別な旅行」であるんですねきっと。胸が大きくなるとか、失われた力を取り戻すとか、頭がよくなるとか、そういう些細なきっかけから物語の大きな転換点を作るのでしょう。それはきっと、ヒナギクにとっても。ヒナギクの項でも述べましたが、番外編のヒナギクと西沢さんの関係構築の元はこの旅行にあるんじゃないかと思います。この旅行で、ヒナギクが「正しい選択」をする。伊豆旅行が終わったら、物語のスピードがかなり上がるんじゃないでしょうか。

まとめ

下田に着くまでの間に、ナギと西沢さんが友達になり、西沢さんはハヤテへの想いを新たにする(ほしかったものに気づく)。この3週間は西沢さんの物語だったんですね。そして伊豆編はおそらく三千院家がらみの話(おそらくお墓参り)に入っていくのでしょうか。

とにかく今週は、畑先生渾身の見開きその2にやられました。構成もうまくはまってたし。サブタイトル探すのに苦労しましたwww

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*1:側にいる=付き合っているという意味ではないです。念のため。