明日はきっと。

本やマンガのレビューなど。

この青空に約束を−

この青空に約束を- 通常版

この青空に約束を- 通常版

公式:こ の 青 空 に 約 束 を ―
2006年の美少女ゲームアワードで大賞を取ったし、ネットでの評判もまあまあよさげなので見つけた瞬間中古でゲットしました。ということでレビュー。一応お断りしておきますが、このゲームは18歳未満お断りです。ということで続きからどぞ。

システム

なんて快適なシステム!!必要な機能は一通り揃ってるし、コンフィグも充実。画面下のボタンでほとんどの作業がこなせるのも◎。あと、キャラ選択画面のイベントリストがすげー便利なんですが。攻略サイト不要だろこれ…。
こんな快適なシステムを作る戯画が一枚噛んでいるdaisyのAlwaysのシステムが、まるでPC-9801VM時代のようなシステムなのとはえらい違いです。こういうシステムで作れば、Alwaysももう少し楽しめたのに…。
参考:Always−ふと、気が付けばキミとの日常 - 明日はきっと。

ストーリー

主人公が最近のエロゲには珍しく軟派だなあ…というのが第一印象。女の子の気持ちに鈍いのと運動神経がいいのと成績がよくないのは仕様ですね。軟派だ、という部分での感情移入はしにくいですが、それでも言葉ひとつひとつを追っていくと共感を覚える瞬間が多かったです。

キャラク

凛奈のサバサバ感はなかなかでしたが、登場初期段階でのツンツンは見ていて苦しい。海己の自己犠牲系幼なじみ設定は今時の純愛エロゲの仕様なのでスルー。ラブラブだけどある理由で線を引いている、っていうのは楓にもありましたが、楓の理由よりもよりシリアスでかつ悲惨な設定だなと思いました。だからこそ、一線を越える瞬間が貴重なんだろうなあ。よかったです。
生徒会長・奈緒子ですが…これひどくない?鬼設定。過去の奈緒子と現在の奈緒子がまったく重ならない。航とくっつくあたりの感じとかもかなりひどい。ひどいけどぶっちゃけ一番好きです。宮穂ですが、まあお嬢さま系とは思えない腹黒さがナイスではありました。とはいえ、あまり印象的なエピソードはなかった。沙衣里は、ダメ大人すぎるけれども、でもそこに萌えを感じました。
で、静なんですが…
プ リ ム ラ に か ぶ り す ぎ じ ゃ ね ?
声も同じなので余計。

総評

システム・ストーリーともに良作。キャラは好みだと思いますが、年上組の方が僕としてはよかった。