アニメDVD・さよなら絶望先生第2集リーフレットには大槻ケンヂのインタビュー。そして絶望カルタカードは…。
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- 発売日: 2007/10/24
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●原作の『さよなら絶望先生』はご存知だったんですか?
大槻 いや、申し訳ない話…原作のコミックを読み始めたのは、OPテーマのオファーをいただいてからでした。
●原作を読まれてのご感想は?
大槻 「わー、これは天才だー!」っていうのが率直な感想ですね。絵柄とコマ割りのセンスが抜群で、自虐ネタもいい。
ということで、オーケンは原作は知らなかったけど読んで天才だと思ったそうですw久米田先生がいやがりそうな讃辞ですが、業界の方に愛好されているらしい*1理由はそんなところにあるのかもしれませんね。
●そんな原作のインパクトに負けず劣らずのOPテーマなんですけれども。まず何より「人として軸がぶれている」ってタイトルからインパクト抜群ですよね。
大槻 「この詞のテーマは、もともと筋肉少女帯の曲のために温めていたものだったんだけど、こっち(『さよなら絶望先生』の主題歌)に持ってこよう、と。結果として作品の雰囲気にハマッてよかったです。
●つまり、詞の世界観は大槻さん自身の世界観そのものだった?
大槻 そう。ずっと思っていたことなんですよ。人として迷いのない、つまり軸がぶれていない、いわゆるエリートの方が人として異常なんじゃないか…って。
●歌詞の中では、人として軸がぶれたまま生きることを肯定していますよね。
大槻 人間、きっと軸がぶれている方が普通なんです。ただ、軸がぶれていても“ぶれている”ということが逆に“軸”になって、結果的にぶれていない人間になる…。これは本当にすごいことだと思います。
オーケン自身の言葉で「人として軸がぶれている」という曲の世界観が語られましたが、この語られた内容ってたまごまごさんがオーケンの、「踊るダメ人間」と「人として軸がぶれている」の視線の方向。というエントリで書かれたことに近くって、改めてたまごまごさんすげえって思いました。実際にアニメのOPで流れる部分ってのはすごいネガティブなんだけど、それを肯定しつつやはりネガティブな部分もってまんまたまごまごさんの考察だよ!感動しました。だから今このエントリ書いているんですけれどもw
ここで少し中略して、アニメ本編についての下りを引用します。
●本編についてはどうでしょう?
大槻 まず、原作の不条理世界観をアニメ化しちゃおうっていうチャレンジ精神に感動しましたね。しかも、ちゃんと成功している!
我々と同じような感想をもたれたようでした。絶望先生のアニメは原作と切り離せないものだと思うんですが、切り離せない理由はやはり原作の雰囲気をしっかり再現しているからなんだろうなあとこのコメントを見ていて思いました。
で、このスタッフはオチを作ることを忘れていませんでした。
●賛否両論の、モザイクの代わりなどで時折登場する前田君については…。
大槻 ………………………。
●あ…わかりました…。
絶望した!わざわざオーケンに前田君についてコメントを求めるスタッフに絶望した!
絶望カルタカードはか行でしたが。
「き」を見て吹きました。
キャラクターを描き分けられない
絶望した!髪型でしか区別できないとネタにされることをここまでネタにする久米田先生に絶望した!
いや、某先生に比べればすごいと思いますけど…。
*1:何かのインタビューで新房監督がそう言っていた記憶があります