明日はきっと。

本やマンガのレビューなど。

ハヤテのごとく!第159話:畑先生はKYR

予想外の、今週も出てきた日比野文!というハヤテのごとく!「毎日が新鮮!!毎日が冒険!!『危険がウォーキング中』という第159話。また新しい1日が始まります!!」の感想いってみたいと思います。

先週と同じ出だし。

デジャヴです。ヴの発音がムツカシイです。

これを見て、こんなやりとりを思い出したのは僕だけでしょうか?

「ヴぁ ヴぁ ヴぁ!」
「みさちゃん…?あの、いつも不思議なんだけど、その「バ」ってなんて言ってるの?」
「ヴぁだよヴぁ。がんばれヴぁ。」
「バ?」
「ヴぁ」
「ヴァ」
「うーん、まだちげえな。ヴぁ!」
「ヴぁ!」
「yes!」
「あは…言えたぁ☆」


――――僕だけですか。そうですか。

いきなり雪路登場。

さて、ページをめくるといきなり雪路が登場です。しかも



酒瓶ありすぎだろ…。このダメな大人は、自重とか我慢とかという言葉を相変わらず知らないようです。しかしそれが雪路の魅力でもあるという…。恐ろしい…。

パンツ丸見えの人

前回の出会いから文ちゃんはヒナギク「パンツ丸見えの人」と認識していたわけですな!しかし事実は違う。ヒナギク「スパッツ丸見えの人」なのです。これでスパッツの下に何も付けてなかったら。付けてなかったら……。



あ、すみません、自重します。

それはさておき、久しぶりに出てきたような気がする美希や美沙から、ヒナギクを生徒会長と紹介された文。その日の放課後、話しかけてきたこれまた新キャラな留学生・シャルナちゃんにボケをかますのでした。



おい…おまえは天然だな!?そうなんだな!!しかも伊澄クラスの天然だな!!!畑先生が「日比野文にツッコムためだけにインドから来ました。」と言う新キャラですが、本当にツッコミ以外にポジションがなさそうです。僕もよく天然さんの相手をしていましたが、ツッコミ入れるのってすげえ疲れるんですよね。しかも報われないかあるいはそのツッコミが無にされるボケをさらに入れられる。踏んだり蹴ったりとはまさにこのことです。

時計塔に入りたいけど入れず落ち込む文を誘うハルさん。

時計塔の入り口前で関係者以外立ち入り禁止の文言を前に落ち込む文。通りかかるハルさん。そして「生徒会室を見学したかった」という天然のトラブルメーカーに「一緒に登ってみますか?」と声をかけるハルさん。

優しいですね…。これがメイドさんという裏の顔を持つ生徒会書記!

そして、文の天然を見事にスルーするハルさん。すごすぎ。

再び雪路登場。酒瓶と樽とともに…。

生徒会室に入った文が見たものはっ!!!







――――仕事しろ教員!!
それにしても、水と間違えて酒を飲むとか、どれだけ思考がぶっ飛んでるのでしょうか。すごすぎです。本当に我慢しない人です。

勘違いで雪路に襲いかかる女。そしてそれを助けるメイド

ということでこんなダメな大人をテロリスト認定し、襲いかかろうとする天然ボケ娘。選んだ得物は鈍器です。しかし鈍器を振り上げるも非力なため、今にも自分がつぶされそうな状態です。さすがに危険を察知した雪路、助けに入ろうとするも酒瓶を踏んで自滅。そしてそれを自分が倒したことにする天然ボケ娘。ところでこの鈍器という選択は、いわゆるひとつのひぐらしってヤツですかね?
で、ついに鈍器の重さに負けて振り上げた鈍器につぶされそうになりかけた文を助けたのはなんと




マリアさん―――――。さすが三千院家のメイドは神出鬼没です。いつの間にマリアさんは白皇の生徒会室にやってきていて、そしていつの間に文の後ろに回ったのでしょうか。そもそも、どうして白皇学院の生徒会室にやってきていたのでしょうか?

まっ、待てよ…。そうか!つまりこれは、最近まったく出番がなく、それに我慢できなくなったマリアさんが、登場するために出番のありそうなところに自ら出向いたということなんだよ!


つまり、畑先生はKYR(空気読める)なのです!

師匠・久米田康治の「我慢しない」ネタにぶつけるかのように、自ら我慢しないキャラクタを出すというテクニック………。まさに畑先生は空気の読める男。KYRなのです!空気が読めるので、もちろん単行本最新14巻で、姫神が登場していたコマをハヤテとナギに差し替えた件について説明されていました。さすがです。
つまり畑先生は空気が読めるマンガ家。これからも期待です。

今週もすばらしいギャグマンガでした。

ぶっちゃけ先に絶望先生の感想を書いたのは、絶望先生の方がおもしろかったからなんですが、今週の絶望先生はかなり神がかりに近いくらいの回だったので比べる必要ないかな、と思うんですよ。僕はこれでもハヤテブロガーだと思っているので、毎朝立ち読みするときはハヤテから読むんですが、最初読んだ時はコンビニで吹き出すのを我慢するくらいおもしろかったんですよ。日比野文というキャラクタは若干好みからははずれてるしかなり好き嫌いがわかれるキャラだと思うんですが、今までにないキャラを噛ませることでおもしろいギャグマンガが展開されているなあと感じています。こういうノリでしばらくいって欲しいです。


それにしても――――日比野文が生徒会長の学校とか、想像できません。よほどまわりがしっかりしているんでしょうね。それこそシャルナちゃんのような子が複数いないと破滅しそうだZE☆