明日はきっと。

本やマンガのレビューなど。

「自分で買うのはイヤだけどもらうと一番嬉しいものはなんですか?見つけにくいものですか?」という第125話

飲み会帰りだとなかなかいい感想を書ける気がしない、そんな週のハヤテのごとく!「無料より高いものってなんだろう…『自分で買うのはイヤだけどもらうと一番嬉しいものはなんですか?見つけにくいものですか?』という第125話」の感想です。今週のサブタイトルの元ネタは井上陽水の「夢の中へ」ですか。なんだか西沢さんENDの116話「夢の中より夢のよう」を連想させるタイトルです。

扉絵のヒナギク

かわいいよヒナギクかわいいよ。
某腹黒メイドさんに二倍以上の得票差を付けるのは自然の摂理だと思いました。

それはさておき、ホワイトデーです。

西沢さんENDこと116話で「もう、いっぱいもらったから」と言ってホワイトデーのお返しはいらないとハヤテに伝えた西沢さんですが、やっぱり欲しかった。ハヤテも、お返しはしないとダメだろうと思っていたということで、読者の目が「ヒナギク→西沢さん」だろうと思っていたところの不意をつくかのように「ハヤテ→西沢さん」が復活しました。一度伏線を無効化させておいて復活させるという高等テクニック。畑先生…。ひどい。いや、西沢さんにとっては大変いいことだと思いますが。

ナギは頼りにならない

お金持ちでお金で手に入らないものはなくてHIKIKOMORIなナギに欲しいものを聞いたところで、結果は見えていると思うのですが?3ヶ月も三千院家で働けば十分それは理解できると思うのですが?ってか、三千院家のお嬢さまはAmazonで買い物するんですか?いやまあ、ギャグを入れるためにこうしたんだろうなあ…というのが見えてなんだか微妙です。これもハヤテの味と言えば味なんですけど。しかし、このナギもまたかわいい。

「生徒会長」桂ヒナギクの描写

生徒会長として挨拶をするヒナギク、という構図は初めてですね。まあ2コマ、実質1コマではありますが、こういうシーンもまたいいものです。で、緊張しているようには見えないのですがヒナギクさん。

ヒナギクの心情描写が細かい

今回の125話全体を通して、また、シリーズ(特にヒナ祭り以降)を通して言えることですが、ヒナギクに関する心情描写がものすごく細かいなあ…と思います。主人公がハヤテではなくヒナギクかと錯覚するくらいに。ヒナギクファンとしては嬉しい限りですが、なんだか複雑な心境を抱いたりもするのです。
たとえば、前回の咲夜。微妙にフラグが立っていたようである、というのはあててんのよ以後なんとなくハヤテブロガーの中でささやかれていたことですが、前回124話で唐突に咲夜がハヤテを名前で呼ぶようになり、BSもあってなんだか微妙な感じになってしまった。正直違和感がぬぐえないところです。これは、やっぱり咲夜の心理描写が不足しているからだと思うんですよ。特に、ハヤテの呼び方を
「ハヤテ君」→「綾崎君」→心の中で「ハヤテ君」、でも呼び方は「綾崎君」→「ハヤテ君」
と心理描写を交えて呼称にも気を配ってきたヒナギクの場合と比べると顕著です。同じヒナギクがらみだと、西沢さんの呼び方を「西沢さん」から「歩」に変えたときもしっかり心理描写をしていました。それに比較すると、咲夜の扱いが軽すぎるように思えてならないのです。
と、違和感というか懸念というか、そういうのを表明したところで本筋に戻ると、相変わらずヒナギクの細かい心理描写が我々ヒナギクファンを悶えさせる。くぅ〜。ヒナギクかわいいよヒナギク

オチを持って行ったのは黒メイド

なぜマリアさんが……こんな所にいるんですか───!!

なぜそこにいるマリアさんじゅうななさい。ってか、マリアさんはハヤテからもらうんじゃなくて、返す側だろう?いくらなんでもこの展開はなんだかなあ…という気もしたりして。
それにしても、このマリアさんの笑顔がとても真っ黒に見えるのは何故でしょうか?やっぱり前回の天の声脅して変更事件は、読者に癒えない傷を与えてしまったのか…?