明日はきっと。

本やマンガのレビューなど。

だから、結局「大手サイト」って何なのかなあ。

とあるブログの舞台裏 私が築きたい大手サイトの姿
上で呟いたエントリの元たるとあるブログの舞台裏さんのエントリ。で、それを読んで考え込んでしまったんですよ。でまあ、こうしてまたエントリを書いてみる。だから、「大手」って一体何なんだよ?と。そういう話です。

「大手サイト」を定義しよう

大手サイトって一体なんだ? - 明日はきっと。というエントリを書いたきっかけは、tanabeebanatの日記さんのこのエントリを読んで、「大手サイト」という言葉に過敏に反応してしまったからでした。先日の僕のエントリを要約すれば、
「本人の指向性を問わず、一定以上のアクセス数を有し、他のサイトへのアクセス数を高めるサイトが、大手サイト」
ということなのですが、このエントリの直接のトリガーであるtanabeebanatさんは「テーマ性」をある種条件として、自分のブログが大手サイトにはなり得ないとおっしゃいましたし、こいんさんは「『ひたすら質的向上を追及する』という意味での大手」と定義されています。三者三様。サイトを持っている人なら各自、この部分は変わるような感じもします。
これじゃあ話ができないですよね。ということで、とりあえず辞書から引いてみます。「大手」を辞書で引くと

おおて おほ― 1 【大手】
(1)城の正面。表門。追手(おうて)。
(2)敵を表門または正面から攻める軍隊。追手。
(3)同業の中で資本金や生産高など経営規模の大きい会社。大手筋。
(4)「大手筋」の略。

の意味 - goo国語辞書

(3)、(4)に上がる大手筋は

おおて-すじ おほ―すぢ 3 【大手筋】
(1)市場で大口の投資をする金融機関や相場師。大手。
(2)「大手(3)」に同じ。

の意味 - goo国語辞書

ということで、経営規模の大きい会社を指して大手と呼ぶわけです。これをサイトに転じれば、やっぱり経営規模=アクセス数になっちゃうだろうと。それに僕の場合は「アクセス波及効果」、すなわち、リンクが貼られたことによって他のブログにアクセス数を流すことができると言う部分を加えています。
辞書的な意味にしてしまうと、テーマ性とか質とかはあんまりこだわらないことになってしまいます。ただ、大手メーカーは品質、展開、プロモーション等、ある程度のクオリティを維持しているから大手であるということも言えるでしょう。それをサイトに当てはめるならば、それはテーマだったり内容の質だったり、そういった部分が該当するでしょう。
たとえば今、少なくとも大手と言って誰も疑義をはさまないであろうサイトにだって、アクセス数が少ない時があったのです。侍魂の初期の日記とか読むとそういうのを感じますよね?更新が止まって久しいですが、累計1億ヒットのテキストサイトであることは疑いようのない事実。それは、ヒットマン事件簿と、なんと言っても先行者あってのことでしょうが、これだけのヒット数はそういった「おもしろい」記事があってこそのもの。
そう言った意味で、「テーマ性」や「質」は「大手サイト」の条件であると言えます。「テーマ性」や「質」があって、それがアクセス数につながる。そういう考え方ととらえていただいて差し支えないでしょう。
最も、現実の社会では、大手の会社が不祥事を起こし信用をなくし大手ではなくなる、ということも起こります。それは、炎上だったりモチベーションの低下による質の低下だったり、というもので説明できるものです。
ここまでを端的にまとめれば、極論すれば大手サイトとはトヨタである。そういうことです。
また、会社にたとえればアクセス数は売り上げであり、記事は商品である。売り上げを担保するのは商品の質である。すべてに関係性があるということです。

360度の方針転換〜漫画感想考察ブログは「大手サイト」か?

ウチの場合は他のお三方と違ってハヤテのごとく!感想ブログ リンク集という奇手を使っているから。影響力があると言ってもこのリンク集の影響力なのか、360度の方針転換の影響力なのか、受けとり方しだいの部分がある。

僕は、ハヤテのごとく!感想ブログ リンク集360度の方針転換〜漫画感想考察ブログキラーコンテンツであると考えます。

「360度の方針転換がハヤテのごとく!感想ブログ リンク集の影響下にある」と考えることもできるわけで

そう、それは凋落する中、SCE(=リンク集)が擁するPS2が一人気を吐いていたSONY(=360度の方針転換)のように。
というたとえはさておき、やっぱりハヤテのごとく!感想ブログ リンク集はこいんさんの管理する360度の方針転換〜漫画感想考察ブログというブログの一コンテンツなんだと思います。また、そのリンク集とそして独自のテイストで書かれるクオリティの高いマンガ感想があるが故に、ハヤテのごとく!感想ブログのポータル的存在の一つとなっているのだと思います。そう言った意味で、360度の方針転換〜漫画感想考察ブログさんは大手サイトであると思います。別にハヤテのごとく!界隈に限定したことではなく。先日のエントリでハヤテ界隈、と限定したのは、やっぱり強力なリンク集を有するが故にポータルとして機能している点はある、と思ってのことです。

まとめ

  • アクセス数は会社で言えば売り上げであり、記事は商品である。売り上げを担保するのは商品の質である。
  • だから、大手サイトとは、自動車会社で言えばトヨタみたいなもんだ!(極論)
  • ということで、360度の方針転換〜漫画感想考察ブログさんは大手でしょう。
  • ハヤテのごとく!ポータルの一つであるので、ハヤテ界隈に限定すればかなり大手でしょう。

関連:大手サイトって一体なんだ? - 明日はきっと。